神様の都合で転生した件について

わらび餅

第1話 転生

序章 〜転生〜


僕は暗闇の中にいた。

なぜ自分がこんなところにいるかと思っていたが

なぜかと混乱はしなかった

そして、自分がどうゆう状況なのかを考えてみることにした。

たしか、僕は夏の季節に高校の帰りに道路で車に轢かれそうになった少女を庇って・・・ていう事はここは死後の世界ってことか?まだ、親にお別れもしてないし、友だ・・ちはそんなにいなかったけども、まぁ死んでしまったならしょうがないしどうする事もできないからなと気持ちを整理してるところに暗闇の中に一筋の光が見えてきた。あぁ、これはあれだな天使みたいのが来て天国にいざなってくれるみたいな感じだなと思っていたが一向にその光が迫ってくるようすがないしょうがなく自分からその光の方に歩いていくことにした。そして、その光のところにいたのは横になりながらポテチを食べて雑誌を読んでいる羽の生えた少女がいてその周りにはゴミとかが散乱していてそして、問題なのが服装がメイド服というその光景は異様なありさまだった。そして、僕のことに気づいてこちらを振り向いた、その少女の長髪で髪色は銀髪目の色は黄色に近くでまるで人形のような可愛い少女だった。そして、その顔はどっかで見たような気がした

「おぉ、やっと来たか」

やっと来たか?ということはこの少女が迎えに来た天使なのかなと思い話しかけてみた。

「あの、あなたは僕を迎えに来た天使でしょうか?」

「何を言ってるの?私は君にとっては神様だよ」

その一言で時が止まったかのような感覚に襲われた。

(あれ?神様ってメイド服なんて着るの?それも爺さんではなく少女だし、威厳も一欠片もないのにこの少女が神様?)

そんなことを思ってるのに気にせず神様は話を続けてきた

「なぜ、君がここにいるか説明しようと思うので質問したい事があるなら質問してくれ」

と言いながら周りのゴミを一カ所に集め始めた

「じゃあ、質問をさせていただきますが神様のその服装は何でしょうか?」

「おぉ、よく気づいたの100ptあげるよ」

そのポイント制は必要性があるのだろうかと思ったが何も言わないようにした

「この服は、君が住んでいた世界を管理している神からもらったものであってね、どうかな似合うかな?」

そう言って神様はくるっと一回転した。

うん、確かに似合ってるけど

神様としての神格がなくなってるよねその格好

「神からもらったていうことは他にも神様はいるって事ですか?」

「そうだよ、世界は複数あってその一つ一つに神が一人管理人としてつとめている」

「じゃあ、何故他の神様の方が僕

を呼んだんでしょうか?」

「うん、それは私の世界に君を招待しようと思ってね」

「それは、どうしてでしょうか?」

「あれ、まだ君はわかってないのか?」

ゴミをゴミ袋にいれて隅っこに集めている神様は言った

えっ、それはどうゆうことだろう

「君と私は一度出会って面識があると思ったのだけど」

そう言われて僕は神様の顔ををジィーと見てみた。

うーん、確かにどっかで見たような気がするんだけどわかんないな

「うん、だったらこの服装ならわかるかな」

そう言って指を鳴らすと神様から強い光が出てその光が弱まった時には神様の服装は新しい格好になっていた。そして、今度の服装は白いワンピースで頭には麦わら帽子を斜め被っている神様の姿があった。そして、僕は思い出した。

「あっ!轢かれそうになってたあの時の少女!」

「やっと気づいたか」

「いや、あんな一瞬の出来事で面識があると言われてもわかるはずないじゃないか」

「・・・うん、それもそうだな」

今頃、気づいたのかよ

「ていう事は神様は責任を感じてこんな事をしているという事ですか?」

「まぁ、言い換えればそうなるね、付け加えるなら神様に法律みたいなのがあってその中で、その世界の管理人以外の神様が他の人間に大きく干渉する事を禁止するという項目に引っ掛かってね」

「言い換えればっていうことはこの法律がなければなにもしなかったということ?」

「うん!」

一瞬、殴りたいという衝動にかられたが見た目は少女であり神様でもあるため殴ったら負けだと想うのでここは抑える事にした。

「まぁ、大体の説明はしたので新しい世界に行くための準備をしようか」

神様はポケットからメモ帳と鉛筆を出しながらそう言った。

「準備とは何をすればいいんですか?」

「あぁ、私の質問に返答すればいいから」

「性別とか変えてみる?」

「過去のと同じ感じでお願いします」

「うん、わかった」

「欲しい道具とかはあるのか?」

「そんなにありません」

「じゃあ、こっちで道具は決めるね」

「お願いします」

「スキルはどうする?」

えっ、スキルってなんだ

「そこはよくわからないので、おまかせします」

「うん、わかった」その後いろんな質問に答えてから

「よし準備が出来たからそろそろいって貰おうかな」

そういうと神様がメモ帳をポケットにいれて僕の方へ近づいて

「すまないがしゃがんでもらえるかな」

そういうわれて言うとおりにしゃがむと神様と自分の顔がものすごく近くなって目を逸らしてしまった。いや、神様といっても少女だしでもやっぱり自分が男で相手は美少女であるから

意識をしてしまうのもしょうがないと思う

「それじゃあ、新しい世界を楽しんでくれたまえ」

そして、おでこにデコピンをされたそのぺちっとされたと同時に目の前には神様ではなく青い空と太陽がそして空中をあるいている感じ・・えっ?

そう自分は空中にいたそして重力という力に負けて下に落ちていくのであった。そして、思った

(絶対に覚えておけよくそ神め)

そして、自分は何も出来る訳もなく「ぎゃあぁぁぁぁーー」という悲鳴をしながら湖に落ちてその衝撃で意識を一回手放すことになった。

その頃神様の方は

「よし、これで仕事は完了したー

」そういうと神様は指を鳴らした。そしたら冷蔵庫をでてきて神様はその中身からビールとかおつまみを出して適当な所で座って食べ始めた。

「この仕事、やってもそんな給料を貰えないから給料をあげて欲しいわー」とか愚痴をこぼしながらビールを飲み干す

「ぷっはー、喉にくる〜〜まぁ、あの少年がこの世界にどう影響を及ぼすのかのを見るのも楽しいから別にいいけどね」

と言いながら神様は小さな笑みを浮かべていた。



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