【推論】コロンブスがアメリカ大陸の先住民族をインディアンと呼称した理由とそれに伴って生まれたインダス川の名前の由来について(外れ)

千菅ちづる

コロンブスがアメリカ大陸の先住民族をインディアンと呼称した理由(間違った推論)

 インダス川の名前の由来とアレクサンドロス大王の東方遠征との関連性


 問題と目的


 インダス文明の発祥の地とされているのは現在のインドの東西に位置するガンジス川とインダス川である。15世紀に北アメリカ大陸を発見した、イタリア人のコロンブスはこの地がインドであると勘違いし、北アメリカ大陸に住まう人々をインディアンと呼称したという。本研究は、文明名ともなっている、インダス川の「インダス」という言葉の由来 は一体何なのか、という問題を研究するものである。また、本研究はこの問題をアレクサンドロス大王の歴史を元に、推察したものである。本研究の根拠提示は、後述の大仮説の下、複数の小仮説をたてた上でその結果を記述し、大仮説を証明していく形式とする。


 大仮説

 現在のインダス川を「インダス」川と名付けたのは、紀元前4世紀に東方遠征を行ったアレクサンドロス大王であり、この後から南アジア地方のことをヨーロッパ人は 「インド」と呼称し始めた。


 根拠


 事実A

 アレクサンドロス大王は東方にはインダス川までしか遠征をしていない。


 仮説A

 インダスのスペルは「indoce」である。


 このスペルが「in」+「do」+「ce」で構築されていると仮定する。


「in」には、「~の中に(の)」という意味があるが、視点を変えれば「~の中以外はあり得ない」という意味があることにもなる。

 これは数学における、集合と補集合の関係と同じである。

 つまりこの「in」という接頭語には、制約的な意味が込められていると考えられる。


「do」には、「~する」という意味があり、この動詞は、動詞の象徴と言っても過言ではないだろう。


「ce」という接尾語は、場所を表す「place」の「ce」が語源であると推測する。


 これらを組み合わせ、翻訳すると、

「この場所までなら~する」

 という意味になると考えられる。


 この推察を、事実Aと照らし合わせると、

「この場所 までなら~する」

「インダス川までなら征服した」

 となる。


 これらのことを踏まえて、インダスという名の由来について考えると、

 アレクサンドロス大王が、自らが征服できた最果ての場所に、その旨の名を付けたと推測できる。


 これにより、インダスという名はマケドニアの地に伝えられ、マケドニアの分裂やローマ帝国による統治などにより、その後のヨーロッパ人がインダス川付近の人々のことをインディアンと呼称したの ではないだろうか。例えば、北アメリカ大陸をインドと勘違いしたコロンブスが、北アメリカに住まう人々をインディアンと呼称するという事態に至ったのではないか。

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