ゲーセン哀愁記
ひろる
第1話 初めてゲームを見た時の話
ワイがゲームを初めて見たのは幼児、2~3歳位の頃だろう。
保育園児だった当時まだファミコンなどはまだ無く、初めて見たゲームは
デパートに置いてあったインベーダー風のゲームだった。
当時の置かれていたアップライト風筐体は、けっこう高さがあり幼児のワイは
ジャンプしないと画面がみえなかった。飛び跳ねて中を覗くと
(なんか不思議でキラキラしてる?なんだコリャ?)
なんとか筐体にしがみつきゲーム台を覗くと、そこには暗い星空の中、飛び回る
極彩色のゲームキャラクター達がいた。
飛び回る敵キャラ・垂直に伸びていく光線・突然暗転し表示される文字。
デモ画面で何度も繰り返される異質な風景に幼少のワイは心奪われた。
テレビとは違う不思議な存在感と完結性。まるで一つの世界がその箱の中にあるように思えた。
その時はまだゲームが操作できる事さえ判らないまま、ゲームコーナーを後にした。
それから何度が同じゲームコーナーに行くにつれ、レバーやボタンで操作できる事を知って驚いた。
「背が伸びたらいつかやってみたい」とゲームへの想いを募らせていたが、
そのゲームコーナーはいつしな無くなっていた。
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