第一節 第一楽章 バックグラウンド譜

 『三倉さくらゆさ』。

 呼び間違われやすいこの名字のことを、あたしはいつになっても好きになれない。

 孤児院のなかで先生が変わる度、何度「"みくら"じゃなくって、"さくら"です。」と言ってきたことだろう。

 孤児院内はいつもと変わらず今日も穏やか……なんてことはなく、やや剣呑な空気というか冷たいというか。穏やかというより静かと言った方が正確な気がする。

 あたしは、そんな空気が密集してて、濃度で圧力すら感じる空間にいて正気を保てるような性格ではなかったし、はっきり言ってあの孤児院の屋内にいると吐き気すら出ていた。だからあたしは孤児院育ちの子どもだけど、孤児院の子ども・・・・・・・とは思えないことをやり尽くしていた。ルールや規則を平気で破ったり、なにかしら理由をつけて孤児院の外の子と遊ぶ、なんてことは日常茶飯事。その度に厳しい先生に叱られてたけど、そんな先生はその孤児院内社会ではマイノリティで、ほとんどが優しさより甘さが勝ってるような先生だったから、孤児院内に閉じ込められるようなことはなく、いつも事は注意程度で済んでいた。


 その日も、あたしは外でできた友だちと約束をしていた。気の早すぎた狂い咲きの桜を一緒に見に行こう、と。あたしはテニスボールをわざと孤児院の敷地外の道路に放ち、

「あたしのせいなので自分で取ってきます。」

 そう、心にもない言葉を無垢な表情でうそぶき、待ち合わせ場所の公園へと走った。「孤児院の先生たちってなんであんなにチョロかったんだろう?」というのは、いまだからこそ言っていいことなのだろう。

 しかし、お昼ご飯の時間の直後にそんなことを起こした報いか、そもそも孤児院の外に出るために嘘を吐いたことへの罰かは知らないけど、とてつもない腹痛に襲われた。そのことはいまでも覚えてる。控えめに言って激痛だったけど、それでも足を止めることはなかった。だってあたしの足が歩を進めた先には、あたしを迎えてくれる"友だち"がいるんだから。

 けれど、公園には誰もいなかった。ただ「先に行ってまってるね。」という書き置きの記された、やや大きめの、段ボールの切れ端の裏紙が、いつも遊んでいた砂場の近くにあるだけだった。その紙は風で飛ばされないように重めの石を上に据えられていた。書き置きの裏は「どこかでお花見をしよう!」と、その友だちと計画していた場所、そのうちの一箇所に丸印の書かれた地図だった。

「そっか、急いだつもりだったけどやっぱり遅かったか。」

 公園を背にあたしは再び駆け出した。

 小さなビニールシートを広げ、その上で胡座あぐらをかいた友だちがあたしを待っている、なんならちょっとしたジュースや孤児院じゃ出てこないようなお菓子もあるのかな?なんて想像をしていたら、腹痛なんてどうでもよくなって、駆け足だったが心はスキップしていた。


 そんなあたしの期待を、想像を、妄想を、あの子は見事に裏切ってくれた。

 約束の桜の木の下で舞っていたのは花びら。

 でも、桜の木の下で待っていたのは約束した友だちだけじゃなかった。

 彼だけ・・・じゃなかった。

 彼の、両親もいた。

 両親……?

 親……??

「なに……これ。」

 あたしの脳に鈍痛が走り、響く。あのときはさすがに自分でもわかった。あきらかにシナプスが、思考回路が、切断と拒絶を繰り返していることくらい。

「えっと、三倉サクラを紹介したくって。ボクのお父さんとお母さんに。今日のために仕事もお休みして来てくれたんだよ?」

 微笑んでいるであろう彼の顔は、もう霞んで視えなくなっていた。

「やめ……っ、て。」

「え?」

「やめてよ!あたしにそんな幸せ・・見せるの……!」


 あたしが孤児院に入っている理由はただ一つ。

 天涯孤独の、真の意味での“孤児”だったからだ。


 あたしを産み落とした母は出産時に予期せぬ大量失血が起き、そのままショック死した。

 あたしの父は母の死を受け止めきれず、あたしが生を受けたその日の晩に、病院の屋上から飛び降り、自殺した。


 幾晩自分を呪ったことだろう。それはもう、もうすぐ小学生になるという年齢には全くそぐわないほど。


 何度も。


 何度も何度も何度も……。


 何度も……ッ!


 あたしは、あたしが生まれてこなければよかったと──、あたしは二人の人を殺し、命を刈り取って生まれてきてしまったのだと、そう心から思いながら、それでもなんとかここまで生きてきた。

 そのあたしに、完全無欠な孤独・・を抱えたあたしに、彼は悪意の欠片もなく、両親を紹介した。

 ────その善意がときには刃物になるとも知らずに。

 さも、“当たり前”のように。


 「……あっ、は……ッ。」

 彼にやめてと嘆き、呻き、もう流せる涙も枯れてきてた頃。──きっとその一部始終は、時間にすれば数十秒のことだっただろう。

 あたしは彼の前で心を炸裂させてしまったことに、自分で驚き、ハッとした。そして、彼がそこにいることを確認するため、顔をあげた。

 泣いていたのは、彼もだった。

「どうして、どうしてボクは三倉サクラを泣かせちゃったの?ボクなにも悪いことしてないよ……っ」

 そんな彼の言葉を耳にした母親は、彼を抱きしめ「大丈夫、大丈夫。」と慰めていた。

 「おかあさん、おかあさん。」と言葉を連ねる彼の姿は、あたしの目には悪魔に視えた。

「息子が大変な失礼をしました。ただ、あの子に悪気はないのです。保育園で一人ぼっちだった息子が初めて、『会わせたい友だちがいるから今日絶対来てほしい。』と自分たちに言ってきたんです。親バカと思われても仕方ありませんが、どうか、今後とも息子をよろしくお願いします。三倉ミクラさん」

 そうか、あの悪魔を生み出したのはこの魔神サタンか。あたしには、この、名字の読みを訂正したつもりなのだろう彼の父親も、そう視えてしまっていた。

 「孤児院のお菓子ではもう満足できないでしょう。」などと言いながら財布からお札を数枚取り出し渡してきた。渡してきたからあたしは受け取った──ただ、それだけだった。全てのおさつには、もれなく、ゼロが四つ印字されていた。

 しかし既にこの時点で、もうあたしの心は、優に容量限界を超えてしまっており、ほぼ無心状態になっていた。

「それでは失礼します」

 それだけを告げ、彼らは去っていった。

 あたしの心を散々切り裂いていき、挙げ句、あたしをここに独り・・にして。

「まさにサクラ・・・だ。」

 春一番のさくら吹雪にあてられて、あたしはその場にしゃがみ込んだ。

 くだらないブラックジョークが浮かぶ自らの無駄な賢さを、あたしは呪う。

「────対価を支払えばなんでも叶えてくれる神様がもしいるのなら!あたしからこんな紙切れも、こんな賢さなんかも全部奪っていいから……。その代わり、贅沢は言わない──、ただ、心から想い合える"誰か"をください……っ!」



*****


「さて、彼女の願い、そなたに託すのが最善だと我は思うのだが。そなた自身はどう思う?陽当ひあたりアタルよ。」

「なぁおい神様……、あんた正気か?おれは先月のバレンタインのせいでけっこう疲れてんだ。……けどまぁ、あの子に笑ってほしいっていうあんたの気持ちは分かるよ。」

 「仕方ない……か。」と声を漏らしながら、雪車そりのおかげで猫背になりやすくなっている背筋を伸ばす。当然、雪車のなかで。

「あ、でもこの子の件、あんたが出る幕はないからな。この子におれみたいな終焉おわりは遂げさせねぇ。この子の未来はおれが保証する。これでも子どもに笑顔を届けてるサンタクロースの端くれだ。あんたの手なんか借りなくても、絶対幸せなものにしてみせるよ。」

「──なんだかんだで頼りになる。」

「いちいちうるせぇな。それに、だ。この子がこのまま孤児院に向かいさえすれば、もうおれやあんたが過干渉にならなくてもいい運命の歯車・・に乗れるだろ?車だけに。」

「そなた……、いよいよ未来をも見通す千里眼まで持ちおったか。それでは我の存在が霞む一方ではないか……。」

 声音から、明らかにねていることが伝わる神というのもどうかと思う。

「サンタなめんな。それにほら、あの子が祈ったのはおれじゃない。神様、あんただ。だから、存在が霞むことなんざありえねぇ。その点は安心してていいからな。」

 なんでいちサンタの分際で、神を慰めてんだおれは。──というかなんでサンタが神も慰めなきゃいけねぇんだ……!

「相変わらず優しいな、そなたは。」

「おれをサンタにしやがったどっかの誰か様・・・には、永遠に敵う気がしないけどな。」

 さて、と。神との雑談はこのくらいにして。いまのあの子のためにおれができることは、いい歯車への道案内くらい……か。よし、やれるだけはやってみよう。


*****



 「どうかしたか、こんなとこで泣いちゃってるお嬢さん?」

 突然背後から放られてきた声。

 人がここに近付いてきていたなんて、気付かなかった。

 あたしは神様に、叶うはずもない願いを乞い、そのまま独り、随分と長い間しゃがみ込んで俯いていただけ。あたしは、もう泣いてなんかいない。もう、人間・・なんかのために、涙なんて流してあげない。

「泣いてない。ちょっと、辛いことがあっただけ、だよ。」

 顔を伏せていた身体を起こし、声の主を確かめる。

 そこには、時期外れもいいところの、サンタのコスプレ衣装を身に纏った若いお兄さんが立っていた。

「────……いま、こいつ危ない人だって思っただろ。」

「うん。」

 あたしは自分の考えてることが的中させられた驚きより、まだ、このお兄さんのサンタ服に対する驚きが抜け切れてない。

「違うぞ。たまたまこの気温差激しい時期にちょうどいいものがこれしかなかったんだ。」

 理由としては説得力に欠ける雑さだが、彼の言葉からは、なぜだか、嘘を感じることはない。不思議だ。

「そろそろ本当に危ない人が来るかもしれない時間になるから、嬢ちゃんも帰った方がいいぞ。」

「……あたしには、帰る家なんて、ない。」

 孤児院があるけど、あそこを帰る家・・・と思ったことは一度たりともなかった。

「誰もなんて言ってないだろ?それに嬢ちゃん。帰ったらびっくりすること起きてるかもしれないぜ?」

 確かに彼の口から"家"という単語は一度も発されていない。けど、「びっくりすることが起きてるかも。」だなんて言われても、その言葉の根拠が思い当たらない。──もうすぐ春だというのにサンタコスチュームを選んでしまう人からじゃ、きっとなにを言われても鵜呑みにはできないし、この際、根拠の有無は正直どっちでもいい。

 あたしの誕生日は来月だし……。

 ほんの少しだけ、サプライズのバースデイパーティが催されている孤児院を想像した自分が、とんでもなくバカらしく思えた。

 この人……、適当なこと言って、軽々しくあたしに期待感を持たせただけなら、本当に最低の人間だ。

「────えっと……、なんでそう思えるの?」

 とりあえずお兄さんに問う。

 あたしは独りだ。問いを投げることができる相手なんて、あたしの前にいるこの人しか、いまこの世には存在しない。

「──────"勘"……、ってのじゃダメかな?」

「……子どもが訊いたことへの答えにしては最底辺レベルの言葉を返すんだね、時期外れの可哀想なサンタさんは。」

 けど、根拠の有無はどうでもいいと自分のなかで結論付けたのはあたし自身だ。

「でも、あたしは独りだから、お兄さんの言うこと、いまだけは信じてあげるよ。」

「……──随分と上から目線の子どもだなぁ。けどいまだけでも信じてもらえるなら、おれはそれでいいよ。」

 「さ、じゃあ帰りな。」と背中をトントンと軽く押された。──この人、あの”悪魔”とは逆方向なのではないか思わされる、“邪気のない言葉”を放ってしまえる人だな。

「あ、けど一つサンタさんからのお願い。──っていうか、サンタだから“プレゼント”っていうのが正しいか。」

「……つまりは"命令"でしょう?けど、本当に一つだけなら、利くよ。」

 「だって……。」と、あたしは続ける。

「サンタさんと話して、少しだけ、むしゃくしゃする気持ちもなくなったもん。」

 きっとこれが、目の前にいるサンタさんへのあたしの本当の思いなんだろう。

「ようやく"サンタ"って呼んでくれたな──。よし、それじゃあプレゼントタイムだ。」

 サンタさんは深呼吸しあたしの目を真っ直ぐに見つめ、静かな声で告げた。

「帰り着くまでの道で、最初に見かけた車の後ろの席にこっそり乗り込め。それだけで、君の未来は大きく変わるから。」

 あたしは根拠なんて全く理解できなかったけど、わざわざ自分の背丈まで腰を落として言葉にしてくれたサンタさんを信じない根拠もなかった。

「わかった。」

 こくり、と頷くあたしを見たサンタさんは、少しだけ微笑んでいるように見えた。

「いい子だ。」

 そう言いながら、少し髪の毛をくしゃくしゃにされたが、それが特別、気分が悪いものには感じなかった。

「ありがとう、サンタさん。」

 あたしはそれを言葉にしたあと、桜並木の下を駆け抜けた。しばらく走って振り返るとサンタさんが手を振ってくれていた。

 あたしは、元々の待ち合わせ場所だった公園の大きな時計が「もう少しで夕方と呼んでもいい時間だぞ。」と主張している姿が視界を掠めたが、気にせず、ひたすらに孤児院を目指し、走り続けた。


 孤児院の前に辿り着くまで、あたしは車を一台も見かけなかった。孤児院の門前には一台の小さなファミリーカーが停まっていて、鍵も開いていた。

 助手席に一人の女性が座ってたけど、外から見ても丸わかりなほど、すやすやと眠っていた。きっと心地よいいまの時期の気候に、身を委ねすぎたのだろう。

 あたしはサンタさんに言われた通り、後ろの席に乗り込み、運転席の後ろで小さくなり身を隠した。


 ────その直後、孤児院に引き籠もり、いじめにあっているという噂も度々流れてきてた子が、あたしと同じく後部座席に入ってくることを、このときのあたしは知らなかった。

 そして、里親さんの家に着くまで、あたしがいることを”ミキ”が黙っててくれるっていう奇蹟まで起きちゃう、なんてことも、このときのあたしは当然知る由もなかったわけで……────。


***


「────けどそれがあったから、あたしは奇蹟を起こせる”サンタさん”だけは、二十歳になった現在いまでも信じ続けてるんだよねっ。」

「もう。やっぱりゆさって思い出話になるとスイッチ入ったように話し始めるんだから……。」

「あははは、ごめんごめんっ。」

 全く反省の色が見えない謝罪。合掌してても反省してなきゃ意味ないんだけど。まぁこれも、ゆさらしいといえば、ゆさらしいのかな。

 すごく雑な謝罪を披露したゆさだったが、急に先ほどと同じ、真剣な眼差しをこちらに向けてきた。

「けど、ミキ?これはあたしたちの”馴れ初め話”だってこと、まだ、忘れちゃだめだよ?」

 そんな真っ直ぐな面持ちで"馴れ初め話"ってワードを出されると、さすがに照れくさくなる。あぁ、また顔が赤くなっているんだろうな。熱くなってくのが自分で分かる。

 ゆさは私との会話のなかだと、昔のことを振り返ることも好きなようで、私が知らない話もさっきみたいにポロっと話してくれるし、なによりいつも楽しそうに話している。──私としては、ゆさのそのポロリを聴けることが、けっこう好きだ。もちろん、ゆさが楽しそうに話している表情も。

「じゃあ、ゆさ。私の家に着いて初めて言ったこと、というか言い訳、覚えてる?」

「う……っ。ミキ、やっぱりえっち。……てへっ。」

 ん、そんなことはない、と私は思ってるんだけど……。それに仮に私がそうだったとしても、それ自体はあの日にはほとんど関係なかったと思う。

 それにしても、ゆさの意表を突いたときのリアクションは、昔から変わってないなぁ。なんとも愛らしい。さすがにここ・・にベルを連れては来られなかったから、その分も合わせて、たくさんゆさを可愛がってあげようかな。

 逆に顔を赤らめてしまったゆさの姿を見て楽しみつつ、私もあの日を思い出す────。


***


「────私と一緒に後ろの席に座ってた女の子は、いったい誰なの?」

「……げっ。ミキ、見逃してくれないんだ。」

 この子には、私はどう写っていたんだろう。悪人に写っ ている、なんてことはないだろうけど。

「当たり前だよ。あなたってゆささんだよね?どうしてこの車に最初から乗ってたの?」

「いやぁ、えっと……っ。」

 顔が赤い。目も泳いでいる。……この子、どうやら勝手にこの車に乗ったみたいだ。

「あ、あの!あたし、居心地のいいお昼寝場所を探してまして!そんなときに、おかあさんが気持ちよさそうに眠ってらっしゃる姿を見てあそこなら安眠できそうだなーと思っちゃいまして!てへっ!」

 ────……この上なく自然さに欠く「てへっ。」を私は見たことがない。

「ぷ……っ、ぷははははははははははははーーーーっ!!ご、ごめんなさいっ、けど、わたしっ、もう我慢できなくってっっっ、あはっ、あはははははははは!!!」

 ………………………………………。

 え゛ッ。

 ツボにハマってしまったのは、私ではない。


 おかあさんだった。

 

 自宅の駐車場で、読んで字の如く抱腹絶倒しているおかあさんを見るのは、おとうさんも私と同じく初めてだったようで、おとうさんも連られて、もうくすくすとなっていて、私にも笑いが伝播でんぱしてきそう。……あぁ、私ももう限界かも。

「あ、あははははは……っ。」

 これが、私たちが家族・・になって、初めての、家族みんなで心から福をすぐに呼ばんとするほどの大爆笑だったのだ。



*****


「────なんか、意外と面倒なことになったなー。まさか交通状況まで操作する羽目になるとは思ってなかった……。まぁ、時間帯としてはまだ退勤ラッシュ前だったから手間も最小限で済んだけど。」

 けど、あの子も運命の相手を見つけ、結ばれるきっかけが生まれたわけだし、きっとあの子のことだ。いまは家族みんなで笑ってるんじゃないかな。

「そなた、やはり我の思った通り、子どもが絡むと面倒見の良くなるやつよの。」

「……ほっとけ、神様────。」

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