飛行士から皇宮護衛官に転属することになりました
都築祐太
モノローグ
幼い頃じいさんからよく聞かされた。俺の故郷は元々は隣の国
「良いか、お前は血は
血は違えど同じアメリア国人として堂々しておれよい、恨みは自分で止めるその勇気を秋津人として持っておれ、人種は関係ない、たが一つ民族として誇りを持て、それだけは忘れるな」
じいさんは秋津国軍人として戦争に参加しそのままこの土地に残ったらしい。
幼かった俺は質問をした。
「何で、じいちゃんは秋津の国に帰らなかったの?」
戦後秋津国に移住した者もいたらしいがじいさんは残った。じいさんは少し顔をしかめながら答えてくれた。
「守りたい人が居たらかだよ。お前も命を懸けても守りたい人に出会えよ」
と言うとそれ以上は語らなかった。じいさんは厳しかったが優しい人だった。
そして、俺も誰かを守りたいと幼心に思った。軍人を志したのはそれから10年程であった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます