第35話 2019年へ
最近、栄養のあるものをがっつり食べられません。
もともと、がっつりは食べないのですが、来る日も来る日も食べたいものがないのです。
何を食べても、おいしいと感じることはなく、食欲も低下しています。
唯一、天然水の炭酸無糖が、おいしい、生きてると感じられます。
毎年、正月もほとんど飲みませんが、今回の正月は一切、一口も酒を飲みませんでした。
昨夜から、親せきは帰り、父親とテレビをずっと見ていました。
父親は歌の好きな人間で、紅白をみたのですが、最後のサザンの、勝手にシンドバット、という歌の題名がなぜ付いたのか、とか内容は全く関係ない、とか、これ、ふざけた歌やでーなど、解説付きで見ました。
父親はたまにテレビにツッコミを入れたり、文句を言ってみたり、そんな感じですが、私は静かな人間なので、それが少し楽しいのでした。
中学生くらいまでは、母が出かけて、父親と家で二人になると、父親はあきらかに落ち着きがなく、私にどうふるまい何を話せば良いのかわからなかった様子を思い出しました。
あれから何十年、山とか谷とか越えるような日々を経て、今では深い安心を私はもっています。
大人になると、昔は短所に見えた部分が今はかわいらしく見えたりし始めているのです。
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