第31話 この頃
この頃、時間の感覚が無くて、眠り続けたり、うつらうつらしている時間がとても長いです。
希死念慮とはまた違う、何か、こう、諦めのような気だるさがとても強く、意欲というものが低下し、食欲も低下しています。
浅い眠りの中で、私はよく夢をみているようで、覚えているようでいない状態です。
現実、とか、夢、とか、希望のかけらのようなものが、するすると手のひらからこぼれていくようです。
それは、苦痛とは違うけれど、何も見えないような不安定さを感じます。
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