第8話 もて余す心
知人たちとのメール
も一通り終わりました。
私って、たぶん、もてないのかなと思います。
本当に小学生、中学生を通して八年間も私を想ってくれていた男性がいました。
高校生の時にその思いを打ち明けられました。
小学生の時に一緒遊んだときから好きでいてくれたようです。
母子家庭で弟と妹の面倒を見たり、家に行ったとき、そうじしたりしていました。
面倒見のよい、手足の長い青年でした。
私は好きな人がいて断ったけれど、あんなに長い間見てくれてた人となら、うまくいったのかもしれません。
私がもてない理由は手におえないからです。
だって、自分でも自分をもて余すからです。
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