3.書きたい話、読みたい話
今回のテーマは上記の通り。
自分が直接小説やラノベを読んでると流行りにも多少なりとも敏感になります。
どういう作品が売れて、どういう作品はつまらないのか。
どういう作品がアニメ化されて、書籍化されるとかを感じやすくなります。
前回の続きになりますが、今の時代の流行りは異世界に行ってチートか何かをもらって無双するといった感じの作品です。
自分もこういう作品は大好きでしてね、良い作品の場合は何回も読み返しているものです。
ただ自分自身が書く。といったらどうしても拒絶反応が先に出てしまいます。
先程は今の流行りとか言ってましたけど、
大事なところは、読みたい=流行ってるは成立しないんですよね。
自分の場合は逆に流行りすぎると興が冷める傾向にあります。(もちろん例外もありますが)
結局の所、流行ってるか流行ってないかは
「自分自身には関係ない」ということですね。
自分の心に他人の感想は響きません。
自分の胸に、心に響かせられるのは結局自分自身の感想になります。
そこで、タイトルの読みたい話に戻りましょう。
ここに今の流行りは関係ない。私は私が好きな、面白いと思う物語を読みたい。
これが基本です。かつ、答えを出すのが簡単です。
心が動じればその作品は読みたい作品ということですから。
ただ、書きたい。となると話は違ってきます。
読みたいものと書きたいものは違うものになる可能性が高い。
また、読みたいものと書けるものも違います。
なぜこのような現象が起こるのか。
簡単です。
読みたいは自分に無い・足りないものを求める行為で、
書きたいは自分の中にあるものを引っ張り出す行為だからです。
無い、或いは足りないものを書くわけにはいかない。
ただ、どうしても読みたいものと同じものを読みたい。
となったらアレンジするしかありません。
似て非なるものを作ることになる。
或いは、もうそのまま書きたいものを書くかですね。
じゃあ、今の自分の作品は?と聞かれると
2つを合わせて書いてます。と答えましょう。
そう、気持ち的にはピュージョン!という感じです。
「異世界人として生きるのは」は今の流行りである「お手軽異世界ファンタジー」のアンチテーゼとして構想しました。
かつ、異世界人を未開人かあるいは石器時代の文明レベルで書いてるのを見てイライラが止まらなかったので書き始めた感じです。
「ああ、そういうのをうちの世界では《美味しい》と言うんだ」とかふざけてんのか。
なんでこれを書籍化したんだお前ら…異世界人をバカにしすぎだ。
食べ物があるし調理道具がないわけでもないのに、
そのまま食べて美味しいものもたくさんいるのに、
なんで《おいしい》という概念がないという設定ができるんだ…
因みにあくまで一例です。
こんなんで良いのか日本の文学は…違うだろう!
書籍化するやつらはもう少し考えて書籍化しろ!
と言いたいですが、流石にそこまでは言わず、その怒りを物語に変えているという感じです。
でまあ、これが理由で書き始めて+普段から書いてみたかった設定もごっちゃ混ぜにしたら読まれなくてですね。
流石にマゼすぎたと思って軌道修正したのが今の作品です。
根本は一緒なんですが、少し展開スピードと主人公の設定が少しだけ軽くなりました。
まあ、ようやく軌道に乗った気がするのでこのまま完結目指します。
今日はこれくらいにしますか。
これで三回目だけど、今までで一番まとめられてない気がするゾ…
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