ーーさよなら、アンドロイド



まだわたしに同士ともはいない


けど、探せばきっと見つかる


たとえずっと一人でも


わたしは現在いまのわたしが好きだから


古い洋楽を愛しむわたしが好きだから


無名の作家を好むわたしが好きだから


時代錯誤の映画を見たがる

わたしが好きだから


もう怖くない


迷ったって、また帰ってこられる


わたしはわたしを忘れない


わたしはわたしをアイしてる



ねえ、アンドロイド


わたしはもう君とは付き合えなさそうだ


運命なのかな


必然なのかな


もう君の姿が見えないんだ


もう君の声が聞こえないんだ


だけどどうしてだろう


ちっとも寂しくないんだ


わたしがアイを許したから


ねえ、アンドロイド祝ってくれる?



君は言ったもんね


「アイヲ、ウケトメテ」って


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