母の骨折が完治して、また少しの自由が私には戻ってきていた。

が、我が家には門限があった。後々も何度も揉めるのだが、中学生の頃の門限は18時だった。

学校から帰って、米を磨ぎ買い物へ行けば、私には遊ぶ時間がなかった。仕方がないので、私は習い事をサボって遊びに行った。習い事のある日は、門限が20時や21時に延長されたからだ。

すぐにバレて、何度も怒られたが、私は何度も繰り返していた。

学校も１年で飽きてしまったし、『寧音ちゃんの妹』は目立ってしまうので、ひっそりと登校し、こっそりとサボり、何食わぬ顔をして過ごしていた。

中学３年になり、私は家が出たいがために、全寮制の学校に進学しようと考えていた。

これも結局は、母と姉の反対で諦めた。

私の中学時代は、いつも家事に追われていたように思う。

でも、感謝をされるのは、いつも姉であり、私は、虐げられていたように思う。

母と姉は、共通の敵（私）を得て、益々強固な連盟になっていった。

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