放蕩

 王は息子を呼びつけた。


「父上。なんでしょうか?」


「うむ。今日も剣の稽古と学問、真面目に励んでいるか?」


「は! 日々、精進しております」


「それではだめだ!!」


 王は激怒した。


「若い頃に遊び呆けてるようなやつの方が将来大物になるから、もっと荒みなさい!」

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