返り討ち

※今回はララちゃまに出て頂いております。

 時系列のズレなどがございますが、「問題は無い」とお目こぼし願います。




「私が皇帝警護親衛隊の新たなる隊長、ララ・アルマ・バーンスタインである!


 さて諸君、早速だが、一つ排除すべき問題がある!

 それは、皇室が淫乱な空気に染まっている事だ!


 本来なら黒剣の仕事なのであるが、相手はそんな黒剣でも手出し出来ない相手だ!

 まずはこの写真を見てくれ……」


 ララが部下に指示し、写真を配布する。


 そこには、銀髪に狐耳を備えた女性……グレイス・アルマ・ウェーバーが写っていた。


「この原因は彼女にある!

 幸い既に行動パターンは特定している。


 ここで私は宣言しよう!

 淫乱な空気の皇室を、彼女への制裁をもって正すと!


 ……ただ、生命に影響は及ぼさないがな。アレでも一応皇女だから。うん」


 曲がりなりにも皇女であるターゲットグレイスの姿を見て、嘆息するララ。


「さて、まずはターゲットの捕縛からだ!

 各員、かかれ!」


 かくして、「皇室の風紀是正」は始まったのであった。


     *


「グレイス・アルマ・ウェーバー!

 皇帝警護親衛隊の元まで、同行願う!」


 翌日。

 威風堂々と言った様子で、ララは、グレイスの部屋へとやって来た。


「いつまでタヌキ寝入りしている! 起きろ!


 ……む?」


 痺れを切らしたララが、ベッドへ近寄る。

 しかし布団を引っぺがすと、そこにあったのは「くっ殺抱き枕(ララちゃま版)」であった。


「誰もいないだと!?」


 そう。

 これは抱き枕を用いた、替え玉であった。


「大叔母様~❤」

「なっ!?」


 動揺の隙を突かれ、ララはグレイスに抱きつかれる。


「うふふ、うふふふふふ……❤」

「むぐっ!?」


 そして豊満な胸に顔を沈められ、窒息したのであった。


     *


 一時間後。

 ララはウィンウィンという音を聞き、目を覚ました。


「ここ……は?」

「わたくしの部屋ですわ、大叔母様❤」

「くっ、不覚……。

 って、どうして私は服をむかれているのだ!?」

「こうする為ですわ❤」


 グレイスは手にしたボトルから、液体を垂らす。

 ララの大事な部分を、ひんやりとしたそれが刺激した。


「ひゃんっ! ……何だ、それは?」

「ローションですわ❤

 そぉれ、たっぷり刷り込んであげます❤」

「やっ、やめ……あぁん❤」


 水気のある音が響き、ララを刺激する。

 ややあって、グレイスは濡れた人差し指と中指を引き出した。


「うふふ……❤

 では、お、待、ち、か、ね、のモノを❤」

「はぁ、はぁ……。

 なっ、それは!?」


 グレイスが、ピンク色の棒状の物体を取り出す。


「えい♪」


 スイッチを入れられたそれは、ヘビのごとくうねり始めた。


「ひぃっ!?」

「ほぉら、こ、ん、に、ち、はぁ❤」


 ララに物体を当てがい、少しずつ沈める。

 ララは拒み、しかしララの体は、それをずぶりと呑み込んだ。


「いっ、嫌、だぁ……!

 やぁ、やめ……!」

「ダメに決まってますわ、大叔母様❤」

「そん、なぁ……!」


 ララの懇願も、グレイスの耳には響いていなかった。


「わたくしが満足するまで、大叔母様にはオモチャになっていただきますわ❤」

「やぁ……。

 んっ、んむっ……❤」


 反抗の言葉も、グレイスのキスで塞がれる。


 ララは涙を流しながら、迫る快楽に抗っていた。


     *


 そして、十二時間後。


「これで懲りましたか、大叔母様?❤」

「は……はひ……❤」


 ララは息も絶え絶えに、涙と体液を流しながらグレイスの言葉を肯定したのであった。


「ふふっ。

 では大叔母様は、ずっとわたくしのオモチャになっていただきます」


 グレイスの冷徹な宣告は、しかしララには聞こえていなかった……。


     *


「……などという漫画を描いて頂きたいのですが」


 所変わって、ここはヴァレンティア城。

 グレイスが執筆したプロットを、ヴァイスとブランシュに見せていた。


「良いですわね、これ❤」

「相変わらず凄まじい欲望ね、グレイス❤」


 ヴァイスとブランシュは、ノリノリでプロットを漫画にさせようと、段取りを組み始めたのであった。



作者からの追伸


 はい、「実は空想オチ」という漫画でした。

 Twitterで話が出た為、勢いで執筆いたしました。


 ララちゃまエロいよララちゃま。


 では、今回はここまで!

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