品評会(カスタムキャストにまつわる話)

ヴァイス

「お二方、まずはこちらの画像をご覧下さいませ❤」


ブランシュ

「叔母様ですわね❤

 けれど……」


グレイス

「髪、肌、瞳の色が違いますわぁ❤」


ヴァイス

「そう。

 これはわたくし達のマスター有原と、暗黒星雲様が作られた、それぞれのララ殿下のイメージなのでございます❤」


ブランシュ

「どちらの叔母様も可愛らしいですわぁ❤」


グレイス

「ところで、マスター有原はどうして、大叔母様をあのようなイメージに?」


ヴァイス

「原稿を預かっておりますので、そのまま読みますわ。


『一、格闘特化のララちゃまを考えると、“色白”のイメージは想像出来なかった(注:“日本人肌”の設定です)。

 二、青い瞳ではあれど、吸い込まれるような瞳、そして瞳に宿るエロスを出すにはあのスタイルにしました(注:“ネコマタ”の瞳に“サウザンドダスツ”のハイライトです)。

 三、髪の色はデフォルトの黄色で十分金髪に見えたので、そのまま採用しました。


 何か異論はございますか? もちろん大歓迎です』


 ……だそうですわ」


ブランシュ

「人それぞれですもの、誰がどのようなイメージを浮かべてもよろしいのでは?」


グレイス

「ええ。

 どちらの大叔母様も可愛らしいですから、それで良いと思うのです、お母様。

 うふふ❤」


ヴァイス

「では、今日も」


ブランシュ

「叔母様を」


グレイス

たのしむとしましょうか」


三人

「「うふふふふふふふふ❤」」

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