(黒有原状態)ララ様へのお仕置き

※ララ様の体形は例によって小学4年生の体形です。

※今回はララ様を「煽り」ます。

 バイクのアクセルを過剰に吹かすがごとく「煽り」ます。

※「黒有原状態」の字面の通り、今回はララ様への言葉遣いが非常に悪化しております(ただし冒頭に限る)。


 以上三点を踏まえた上で、前書きより入ります。


     *


 おい。

 ゼル君を養子にするって話だけどよ、「知らない」じゃねぇんだよちっぱい皇女。

 俺も言う場所を間違えたけどよ、ゼル君にまで飛び火させてんじゃねぇ(理不尽)。


 そういうワケで、お仕置き決行な。

 いつもの三人衆、よろしくやってくれ。



 ふぅっ、久々に怒りました。理不尽もイイところですね。

 では、本編をどうぞ。


     *


 アルマ帝国が帝都リゲル。

 その中央にそびえ立つ皇城の、ある一室にて。


「お、お前は……」


 一室の主であるララ・アルマ・バーンスタインの元に、グレイス・アルマ・ウェーバーが突如としてやって来た。


「大叔母様ぁ❤」


 目をとろんとさせながら、唇を突き出すグレイス。


「ひっ……」


 後ずさりするララだが、背丈故にベッドにぶつかると、後ろにつんのめってしまった。


「大叔母様、お慕いしておりますわ❤」

「や、やめろ……!」


 必死に懇願するララだが、グレイスは容赦せず、自らの唇をララの唇に重ねる。

 チュッと音が響き、二人は制止した。


「んっ……❤」

「んんんんんっ!?」


 抵抗しようにも、力が抜けるララ。それだけではない。



 グレイスは自らの舌を、ララの舌に絡めたのだ。

 いわゆる“ディープキス(あるいはフレンチキス)”というものである。



「んふふ……❤」


 グレイスはララの状況などお構いなしに、唇の柔らかさと、舌を絡める悦楽を堪能していた。


「……ッ」


 呼吸が苦しくなり、涙目になるララだが、その表情はグレイスを興奮させる起爆剤に過ぎない。

 グレイスは自らの右手をララの後頭部に添え、ララを強引に引き寄せた。


「…………」

「ぷはぁっ。大叔母様、ご馳走さまでしたわ❤」


 やがてララが酸欠寸前になったのを確認すると、ようやく唇の縛めを解いた。


「き、貴様……!」


 縛めを解かれたララは、我慢の限界とばかりにグレイスに食ってかかる。

 しかし当のグレイスは、どこ吹く風といった様子だ。


「グレイス・アルマ・ウェーバー!

 人の、いや大叔母の話を聞けッ!」

「それは後にしていただきますわ❤」


 グレイスが、意味ありげに笑う。



 その直後、グレイスの母親であるブランシュ・アルマ・ウェーバー、そして遠き異国の王女であるヴァイスシルト・リリア・ヴァレンティアが、ララの部屋へとやって来たのだ。



「叔母様ぁ……❤」

「ララ殿下……❤」

「ひ、ひぃっ!」


 二人の姿を見たララは、反射で逃げ出そうとする。


「駄目ですわ、大叔母様❤」


 しかしグレイスの胸に前を塞がれたララは、目が見えない内に身動きを封じられてしまった。


「さ、お母様にヴァイスシルト殿下。

 どうぞ、この柔らかな唇をお持ちである大叔母様をご堪能下さいませ」


 そして、四本の腕がララに伸び――。




 その二十時間後。


 侍従の一人に見つけられたララは、ベッドの上で白目をきながら、口元をこれでもかと言わんばかりにべっとべとに汚されていた。



作者からの追伸


 黒有原です。

 ふうっ、スッキリしました。


 いいですか。

 皇女たるもの、言葉は選んでくださいね、ララ様。


 では、今回はここまで。

 次はもっと容赦の無いお仕置きを敢行いたしますよ、ララ様❤

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