第一章 転校生との出会い
そうこうしてるうちに、ご飯を食べたお茶碗を直ぐに片付けて家の戸締りをちゃんとして家の扉の鍵をカチャっと閉めて学校へと向かった。
俺の通う都立蒼ノ丘高校は総合学科の学校だ。学科は三つある。農水産業科、福祉・医療専門科、情報ビジネス専門科に分かれている。
もちろん俺は情報ビジネス専門科を選んでいる。高校を卒業したら、親元を離れ少し高校から離れた私立大学のビジネスに行くつもりだ。だがしかし、俺には卒業する前に一つやらなければ行けないことがある。それは彼女を作りリア充になることだ。
すると死角の方から美人の女の子が物凄い勢いで走ってきて俺とその女の子はドンッとぶつかり俺とその子は倒れた。俺は直ぐに立ち上がり「おい!君、大丈夫か?しっかりしろ!」と俺は心配そうに言ったがその子は気を失っていた。「こうしちゃいられない。」とすぐにその子を抱き抱え、物凄い勢いで学校へと走って向かった。
学校に着いた途端、遅刻確定だったが俺はお構い無しにその子を保健室へ連れて行った。養護教諭の
「そうですか。俺はそろそろ
私は竹原なつみ。十七歳。お父様竹原柊哉がアニメーション制作の会社で遥々、地方の田舎から東京に引っ越してきた。
私は、お父様の影響でアニメが好きになった。部屋には隠し扉と隠し部屋があり、そこには数知れずのフィギュアやタペストリー、ライトノベルは千冊以上ある。私はアニメが好きなんだ。アニメに恋してるんだってね。そう、思っていたのに。あの日までは。
今日は転校初日。朝ご飯や身支度を済ませた私は、学校へ向かった。私は「オタクの友達作れるといいな〜」と思いながら歩いていると子犬が一匹倒れていた。私はその犬を抱きしめ、カバンの中に水があったのでその犬に飲ませた。その犬は元気になった。近くに飼い主が来てその犬は飼い主の元に戻った。
そうこうしてるうちに私は早く学校に向かった。遅刻する。物凄い勢いで走っていると男子にぶつかってしまった。その男子とぶつかったことの私は覚えていない。気がついて目が覚めたら保健室にいた。
「あら。気がついた?さっき、千靖っていう君と同じ同級生が助けてくれたよ。」と養護教諭の刻郁先生に言われた。
私は「そうなんですか。優しい方ですね。自己紹介が遅れました。私は今日から転校してきた竹原なつみといいます。お父様の仕事の都合でこちらの学校に引っ越してきました。」と言った。
刻郁先生は「やっぱりかぁ。いやぁ〜。最近、どうも転校生が多くてなぁ〜。どうしたものか〜。」と微笑みながら言った。
私は、「そうなんですか。まあそれぞれ家庭の事情はありますよ。」と笑って言った。
刻郁先生からは「あ。そろそろ
「冗談だっての。ほら早く行かないと
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