2021活動記録

 どうもお久しぶりです、工藤です。昨年度の活動履歴をまとめておりませんでしたので、遅ればせながら、ご報告そして、私自身の記録として残しておきます。


①第11回集英社みらい文庫大賞

 1作品応募→1次落ち

②第1回ポプラキミノベル小説大賞

 1作品応募→1次落ち

③第10回角川つばさ文庫小説賞

 1作品応募→1次落ち

④集英社1章だけ大賞

 4作品応募→1作品、『気になった作品』選出。

⑤青い鳥文庫プロット大賞

 5作品応募→1作品、1次選考通過。


合計5つの賞に応募することができました。しかし、実際選考を通過できたと思われるものは、2つの賞だけとなります。

以下に、選考を潜り抜けた賞の話をまとめます。


 ④の集英社の1章だけ大賞に関してですが、今回、1章だけ大賞は『エモい部門』、『擬人化部門』、『スポーツ部門』の三部門開催だったので、工藤はすべての部門に1作品は出しています。(『エモい』は2作)

 そのうちの1作が今回、『気になった作品』に選出されました。

 前回の1章だけ大賞では『気になる作品』という項目での発表はなかったのですが、ある程度の選考まで進んだ作品の作者にはお電話にて直接お話が聞ける特典があり、おそらくその立ち位置が今回の『気になる作品』にあたるのではないかと考えています。(私はその電話に出損ねましたが、メールで講評を受け取っています)


 今回嬉しかったのは、『作品自体ではなく、私が書く作品・作風について触れた講評を頂けたこと』です。

 講評は大体が書かれた個々の作品についての指摘が多かったのですが、私が頂いた講評は、簡単にまとめると。

・前回含め、子ども(ターゲット層)に向けて書きたいものがあると感じられる。

・優しい世界観なので、安心して読める。(が、それが短所でもある)

・児童文庫市場とは少し異なるが、視点は面白いので頑張ってほしい。


とのことでした。

前回、同様の賞に応募したことを覚えていてくださったことが、まず嬉しかったです。次に、私が書く作品の世界観に関しての言及があったこと。そして何より『頑張ってほしい』という一言があったこと。


なんだか、『頑張ってほしい』という一言で、今までの頑張りがなんだか報われたような、キミはここで頑張っていいんだよ。だからもっと頑張れよと言ってもらえているような、そんな気持ちでした。


優しい世界観に関しては、今まで私が生きてきた人生や、触れてきた作品、好きな作品の影響を大きく受けていて、それが編集者さんに伝わったんだろうなという気持ちです。ただ、優しく平和な世界観はいいところもありますが、それだけでは確かに、物語としての波がうすく、面白みがないのだとも感じます。

そこをいかにして長所のみに変えていくことができるか、それを今後は考えていきたいところです。


 ⑤の青い鳥文庫プロット大賞ですが、④、⑤ともにプロットまたは出だし部分が重要な賞であり、それに一次だけとはいえ通過ができているということは、アイデア自体は悪くない、ということが読み取れるのかと思います。あとは、そのアイデアをいかにうまく料理するか。またはどういった材料を追加するか、なのかな、と。


 青い鳥文庫の賞自体は毎回のように応募してきましたが、結果に残ったのは、今回が初めてです。そして今回、学べたのは、「アイデアがよくても、シリーズ化、または外伝などのように巻数を出せるものになっているかどうか」も重要なのだということです。趣味ではなく、商業作品となりえる題材およびアイデアなのか、それを売り込むこと自体も大事なのだと学びました。次の作品以降に意識できそうな話です。


とまぁ、長々と書きましたが、出したすべての賞の一次選考は通過できるよう、今年は精進していきたいと思います。


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