今の自分の気持ちを書いてみる
小説家のはやみねかおる氏の『めんどくさがりのきみのための文章教室』で
「自分の気持ちを知ることは、感性を磨く上で大事なこと」
という趣旨のことが書かれた場所がありました。
私も今の気持ちを素直に、言葉にしてみたいと思います。
正直、不安で不安で仕方がありません。
小説家になると宣言して正社員を辞め、フリーターになりました。
自分の居場所は、ここじゃない。きっともっと、自分に向いているものが何かあるはず。それが、小説を書くことならうれしい。
そう思っていました。
この夢は、期限があります。もちろん、作家になるのに年齢は関係ないので、また再挑戦できるときはくるでしょう。でも、一度けじめをつけない、場所があります。
はたして、その時までに自分は何かしらの結果を残すことができるのか。
その時までに何も結果が出ていなかったら? 信じてくれた人たちはどう思うだろう? 私にはやっぱり才能なんてなかったんだ。ただ、文を書くことができることが唯一の取り柄に思えて。
何をしても空回りで、しかも仕事は遅くて雑。ただただ人に怒られるんじゃないかという気持ちだけが常にあって。でも、努力も結局人の半分。
私には、小説がある。
その言葉を盾に逃げて来た。唯一の、すごいね、普通の人にはできないねと言われたもの。それを失うのが怖い。
誰のために書くのか。自分のためか、応援してくれた人のためか。
プロの作家さんや、新人賞応募をする人間の作品なら、読者のために書くはず。いや、読者の目線で考えるだけで、自分のため応援してくれた人のために書くのはいいのか。
自問自答しながら、本当にこの道であってるのか。ただそれを考える。でも立ち止まってる場合じゃない。進むしか方法しかないと分かっていても、立ち尽くしてしまう。そんなときでした。この『めんどくさがりのきみのための文章教室』に出会いました。
本には、こういった趣旨のことも書いてありました。
『才能がないとあきらめるのは、プロより努力してからだ』
そう、プロの作家さんのように努力して、
「ここだけは絶対プロにも負けない」
というところができてから言うべきこと。今プロより努力しているかと問われたら即答できる。
「否」
と。ならば、まずはプロを超えるくらい努力してみろ。今の私はきっと、プロの作家さんなんかより何倍も自由に動ける時間があるじゃないか。これをすべて創作活動に費やして、自分を削って削って書いたものが、期限の時までに認められなかったら。
その時は、また再挑戦できるときがくるまで、アイデアは溜めておけばいい。今は、今ある時間をいかに活かせるか、それだけだと。後悔なんてしている暇はない。時間は、有限なのだから。
ということで、支離滅滅ですが、油売らずに頑張って書きます。命燃やして。
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