2月から5月の回想
このエッセイが途切れた2月の下旬。軽トラを車検に出して、山林地の片付け作業は、いったん休みました。
父から受け継いだ軽トラは、登録から25年も働いてきた古トラックで、実は車検の前に廃車も考えました。アイドリング中にエンストする不調も出ていたし、もう限界かなと。
ダーサンと話し合って、車検整備をしても改善しなかったら廃車しようと決め、最後の車検に出したのです。
車検後、残念ながら軽トラの不調は更に悪化。走行中、エンジンの回転数が落ちエンストしかけ、あわや追突されそうに。不調では済まない、笑えない状況でした。
キャブレターが原因なので修理しても長くはもたないし、まだまだ軽トラは必要だし……と、悩んだ末に新車購入を決意。
3月初旬、ダイハツに軽トラを見に行って即契約。納車は4月下旬かGW明けになるとの話でした。
新車が来るまで片付けを中断する訳にもいかず、3月4月はポンコツ軽トラを恐る恐る走らせて、なんとか産廃搬入を続けました。
山林地の物置解体も、実家にある物置解体も済ませ、不要な食器や鍋まで処分して、やっと片付けから解放されたのは、GW直前。
GW……、そう魔のワラビ採りシーズンの開幕です。蓄積した疲労を癒す暇などなく、早朝から里山へと拉致られる。それも3日置きに。
約3週間ほどそんな生活が続き、5月の下旬になるとワラビ園が開園。更に早い時間に出発して、遠い深山のワラビ園へと出掛けます。
私にとっては体力の限界に挑戦する魔のシーズン。ダーサンにとっては1年で一番楽しいシーズン。
いや、私だって嫌いじゃないですよ、ワラビ採り。最初は私の趣味だったし。ただ、私は2回くらい出掛けたら充分なんです。体力的に。
こんなハードな予定の合間に、市の霊園合葬墓への納骨申込みやら、法務局、農業委員会への地目変更手続きやらをこなし、日々ジャングル化する雑草と闘い、マダニに刺されて病院に行き、町内会総会では黙って居られず意見をぶちかまし、馴染みのスナックでママさんに絡んだ酔っ払い爺をつまみ上げ……と、派手にやらかしたりもしていた、私。
このままバタバタしていたら倒れるかも、と思っていたんです。ところが倒れたのは私ではなく、ダーサンでした。
*2019/06/16(日)
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