静かな一日でした

 昨日は朝から実家の居間を、二時間かけて徹底的に掃除していました。

 父を安置するのもやっとだったくらい、片付いていない上に埃に蜘蛛の巣に……。高齢で足腰が弱く猫が2匹いるから抜け毛もある、とは分かっていても、もう少し片付けて置けなかったのかなぁと、思ってしまいました。

 担当が来訪するまでの二時間、汗だくになって重いロッキングチェア移動、衝立移動、掃除機かけ、蜘蛛の巣と埃払い、雑巾がけ、掃除機仕上げかけをしていました。


 葬儀の打ち合わせは短時間で済みました。義父母の時にお世話になった方だったので、ざっくばらんに話せて早かったです。

 前日の不眠、午前中の掃除に疲れきって夜は早くから就寝。夢も見ずに朝まで爆睡していました。


 今日は午前中、洗濯や掃除、身知らず柿の渋抜きをしていました。

 昼から実家へ行き、父方の従兄従姉いとこが参列することになったので、担当に料理の追加をお願いしたり、喪主挨拶草稿を書いたり。

 代読するようになりますが。


 明日は朝から母の月一の診察に通院して、午後三時に自宅で納棺、四時には斎場へ移動、五時から通夜です。

 明後日は午後一時から告別式。

 見送るのは母と私とダーサン、そして母の実家筋と父の兄妹、私の従兄従姉いとこ。愚かな長兄は参列を拒否しました。

 

 来週には家裁に連絡をして、成年後見人退職の手続きをします。それから、行政の手続きや年金事務所での手続きがあります。

 相続手続きは次兄の問題があるから放置するので、法務局へは行きません。あ、税務署に確定申告はしないと。死亡から三ヶ月以内にしなくてはいけないのです。

 それから、喪中葉書……。


 時間は常と同じく、忙しない早さで流れるのですね。


 たとえば失恋しても、死にたいくらいの事があっても、誰かを喪っても、お腹は空くし、眠くなるし、日常は変わらないし、時間はとまらない。

 悲しみに浸るだけが悲しみではなく、涙するだけが美徳ではない。


 やるべきことをやる。それしか私には出来ないのです。



*2018/11/07(水)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る