(モノローグ・マルゴ)ジャッジメント! アッシュブラジャー事件の判決やいかに!? インスペクター・サラサの大岡裁き!

 俺はマルゴ。最近新しい妻を娶った。


 サラサという女だ。炎のように美しく、気性も激しいところがまた良い。親友だったのが、恋人になりいつしか求婚していた。


 俺は幸せだった。幸せすぎて目が曇っていたのだろう。こんな恐ろしい罠が待ち構えているとは露ほども思わなかった。




 俺にはケイゴという親友がいる。


 こいつが、本当に仙人か! というくらい達観した奴で、俺が無理にでも女のいる場所に連れて行かないと彼女など一生できないだろう。


 何せ人間嫌いで、安全な町に住むのを拒むような男だからな。


 そこで、俺とジュノは一計を案じた。俺は浮かれていた。しかしそれがそもそもの間違いだったんだ。




 『アッシュブラジャー事件』直後。アッシュを抱っこし真っ青な顔をしてドアの外に出るケイゴ。


 しかし、俺にはケイゴを気にかける余裕はない。


 「なにこれ…」


 ローソクのような顔色になりうつむきブツブツ言うサラサ。


 震え上がり血の気が失せる俺。


 こんな時何と答えるのがベストなのだろうか。冷や汗が止まらない。


 「ぬ、布?」


 サラサの瞳がメラメラと燃え出した。


 い、いかん。間違えた! 誤魔化そうとするのは御法度だった!


 このままではそこにある武器を取り出しかねん!


 こういう時は誠心誠意謝るしかない。


「一時的な気の迷いだった。すまん、。もう二度と誘惑には負けない! あとジュノは本当に何もしてない」


 俺は土下座して謝った。重ねてジュノも土下座し。


「本当だ俺はただ飲んでただけだ。ケイゴに彼女を作ってもらうためにマルゴと俺が考えたことなんだ。マルゴは一時的な気の迷いだったと思う。許してくれ!」




 そして二人が下した判決は、俺は当然ギルティー、ジュノも見てみぬふりをした罪でギルティー。


 二度と歓楽街に行かないことを条件として執行猶予が言い渡されたのだった。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 みなさんこんにちは! ここまでお読み頂きありがとうございます🐔


 というわけで修羅場会解決編でした!

 サラサ鬼軍曹とエルザ死刑執行官が下した判決は執行猶予付きの有罪でした!

 マルゴとジュノは首の皮一枚、ぎりぎりで繋がったという感じです!

 結婚している方はもちろん、彼氏彼女がいる方はくれぐれも浮気(疑惑も含めて)にはご注意ください。



(作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画での連載も宜しくです🐕)

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る