(モノローグ・ダン)とある男性ギルド職員の苦悩 ぱーと2
俺は冒険者ギルド組合⚔で職員をしているダンという。
うちのギルドマスターが使えないったらありゃしない。
あのアホのバイエルン🧔🏻を止めると豪語しておきながら、結局あのアホ貴族は冒険者をかき集めてダンジョンに突撃して行きやがった。
ケイゴオクダのおかげで何とか死人は出ずに済んだようだが。
その後、また調子をこいたアホのバイエルンが、冒険者を集めてダンジョンに突っ込もうとしたところ、レッサードラゴンに襲われたそうだ。
バイエルンはその後部屋に引きこもって出られなくなり、息子のハインリッヒが仕事を引き継ぐことになった。息子は “聡明” との噂だが、本当にそうか? と俺は疑っている。
だってあの親の息子だぞ。
レッサードラゴン🐉については、ケイゴオクダに言われるまでもなく、すぐさま討伐の手配を近隣の町の冒険者も含めて募集した。
その後レッサードラゴン🐉は何とか討伐できたようでほっとした。
あんなモンスターがこの町を襲うと思うと背筋が凍る。
ハインリッヒは増税したり、うちに運営資金をくれたりと妙な動きをしてやがる。
俺は基本的にあの一家を信用していない。
バイエルンが何やら改心した様子で、うちに謝罪に来ていた。
謝罪に来たこと自体は評価しているが、既に他の町に拠点を移した冒険者もいるし、水に流せと一度言われたくらいじゃ難しい。
ハインリッヒ様よ。どうか本当に余計なことをしないでほしい。
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みなさんこんにちは。
このモノローグは物語に登場する言葉の通じないキャラクターたちを一人称で語らせたもので、カクヨム版オリジナルとしてリライトしたものになります。
今回のお話は、ケイゴが異世界に飛ばされた際に最初に冒険者ギルドで受付をしてくれたダンという男性ギルド受付員のモノローグとなっております。お話の流れ的にはバイエルン様が改心し、ハインリッヒが町を支配し始めたあたりのお話となってます。
マンガにも出てきたキャラクターなので、一応ビジュアルもあったりします。
(作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画での連載も宜しくです🐕)
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