(モノローグ・ザック)しがない冒険者 ぱーと2

 俺はレスタの町でしがない冒険者稼業⚔をしているザックという。



 俺はバイエルン🧔🏻のアホ野郎の仕打ちに耐えかねて、拠点をレスタから北のタイラントに移していた。


 ある時冒険者ギルド⚔のフロントでクエストの掲示板を見ていると、ふいに後ろから声をかけられた。



 振り返り俺は戦慄😨した。



 後ろにあのアホ貴族のバイエルン🧔🏻がいやがったのだ。



 こいつは俺を執念深く追いかけてここまで来たのだ👟


 そしてきっと俺をさらに酷い目にあわせるに違いない。



 俺の頭から血の気が引いていった😨



 しかしどういうことだろう。いきなりバイエルンは頭を下げてきた。


 そして、今までの行いに対する謝罪とともに金貨の詰まった袋💰を差し出してきた。



 困惑する俺。このアホ貴族に何があったというのか。



 聞けばバイエルンの息子のハインリッヒが仕事を継ぎ、自分は引退したとのこと。


 自分の今までの行いを見つめなおし、迷惑をかけた者に謝罪をしているところなのだそうだ。



 また、ハインリッヒは冒険者ギルド⚔の充実にも力を入れているので、良ければ是非またレスタに立ち寄ってくれと言われた。



 そうか、人ってこんなに変われるものなんだな。


 賠償もして謝罪もしてくれたので、俺はバイエルンを許すことにした。



 レスタの町にはそれなりに思い入れもある。


 ダンやカイ師匠。世話になった医者のキシュウ先生。歓楽街のお姉さんたちにもずいぶんと世話になった。


 武器屋🔨のマルゴにはまだ借りを返せていない。



 そうだな。少しタイラントでの生活を整理したらレスタの町に戻るとしよう。


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 みなさんこんにちは。ここまでお読み頂きありがとうございます。


 このモノローグは物語に登場する言葉の通じないキャラクターたちを一人称で語らせたもので、カクヨム版オリジナルとしてリライトしたものになります。


 今回のお話はバイエルン様に連行され酷い目にあわされた冒険者ザック視点でのお話になっております。マンガ版にも出てきていたかと思います。


 せっかくのキャラなので、本カクヨムリライト版にもこれからも登場させようと思っております。


(作者のモチベになりますので本作が気に入ったら、☆、♡、お気に入り登録、応援コメントよろしくお願いします🐉 書籍、コミック、ニコニコ漫画での連載も宜しくです🐕)

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