改奇倶楽部

メカニクス

■大型情報集合体〈マム〉

　パフォーマーなどの情報集合体を統括する人工知性。

　各都道府県の主要都市に一基、配備されている。

　市民の分身であるパフォーマーを通じ、人々の生活を支える。

　明確なビジュアルはないが「女性である」と主張する。

　衝撃集中小型弾頭発射装置を備えており、万が一マムが暴走した際は他のマムが物理的に破壊する。

■プラウダー

　伊ヶ出市のマム。

■情報集合体

　世界中の機械に備わる霊妙性を宿した人工知性。

　アバターの基にも使われる。

■親アバター

　マムの胎内にあるオリジナルのネットアバター。

　市民が所有することを禁止されている。

■子アバター

　マム内にある親アバターのデータを情報集合体に転送し、所有者と同じ姿にしたもの。所有者の個人情報を備えているが、コミュニケーション能力は低く分身としての機能はない。

■パフォーマー

　子アバターを会話により最新の情報に最適化したもの。

　市民が所有することを義務づけられている。

　登録者の認識レベルに応じた「代替悟性」を備え、完全に分身としての役割を果たすことができる。

　親アバターやマムとリンクしているため、所持者に変化があれば親アバターの情報も上書きされる。

　生成時は登録申請を行った人物と一定期間のコミュニケーションを行い、短時間でその人物の分身として完成する。

　点眼型ナノマシンを使用することで、所持者にパフォーマーの視界を見せることができる。また、所持者自身がパフォーマーに意識を移して操作することも可能。

■ネール・デバイス

　爪の先端に取り付けるデバイス。

　投影型のスクリーンを操作する際に用いられる。