ルーパート

2020/02/18 21:02

○銀髪(白の割合と半々)

○カフェ(またはバー)のシーン


 ※事前にエメルとコンタクト有り


 至近距離から銃撃される。

 ふっとんだ先に肉片と血糊を散らした死体。

 ルーパートではない、敵が気づいた時に耳元で

「それ、お前だよ」と囁く。

 次の瞬間に敵の耳元で銃声、マズルフラッシュが顔を焼く。

 絶叫とともに床にのたうちまわる敵。

 ルーパートは当たらないように、床に何発も銃弾を撃ち込む。


 エメルがそれを見ている。

 あったはずの死体が無くなっている。


 警察がやってくる。

 飄々と取り調べを受けるが、旅行者でパスポートが無いことを問いつめられる。冗談を言いながら切り抜けようとするが、全部かわされ、警察に連行される。

 エメルは意にかえさない(背を向けている)

 聞きたい事があるが、ムカつくやつだし、留置所に留めおいてゆっくりと彼を訪ねるつもり。(この間に、ルーパートの声に応じて店長がやってくるが、飲食の代金だけ支払うように言われる。手持ちの金も無い事がわかると、警察の態度は露骨に悪くなる(敬語がタメ口になる)。抵抗する、ルーパート)

 往生際の悪い言い訳と助けを求める声が遠ざかっていく。



 エメルははたと気づく。

「犯人、忘れてるよ!!(警察へ)」

 顔を見合わせる警察官二人。

「そいつは、誰かを殺したのか? 脅したのか?」

 店中の人間が相互に顔を見合わす。知らんふり。

「彼は被害者だ」

「俺が被害者だ!!」


 パトカーのサイレンが鳴り響き、青と赤のパトランプが彼方へ去っていく。肩をすくめるエメル。


(シーン終わり))


2020/02/18 21:16

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