2019/10/10 00:38

時刻:昼間

場所:病院

人物:

○マーク・シルベストリ

○エスメラルダ

○同僚(マークの)

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(マークはエスメラルダの回復経過を見守った)

【背景】

 自分の娘は五歳の時に、誘拐された。

 生きていたらエスメラルダぐらいに成長しているだろうかと思う。

 彼女も同じく凶悪犯に追われ、しかし、無事に保護できた。

 マークは犯罪者から幼い子供を救い出せた事に、誇りを持ち、また、それがマーク自身を癒す事にもつながった。

 犯罪者には容赦しなかった。

 ツケアガらせると、わずかに気を許しただけで、ダムが決壊するように悪意が押し寄せることになる。それが銃弾なのか偏執狂なのかは相手によるが、例え難を逃れても失ったものは返らない

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 エスメラルダが廊下を歩いていく(手術着)

 滑車のついた点滴スタンドを手に持って。

 ちらりとマークを見やる彼女、すぐに正面を向いて去っていく。

 カウンセリングルームに入っていく。

 同僚のジェイコブがエスメラルダと会話している。

 事件の事について話を聞くために。

 相手が犯罪者じゃないので、マークの尋問術は子供相手に効果は弱い。

 

 マークは別室で録画映像を見ていた。

 ジェイコブはデジタルビデオカメラでエスメラルダを撮影していいかと聞いた。彼女は許可した、それが何か理解していないようだったが、捜査に必用だ、と言うと撮影を快諾した。

 物珍しそうにレンズを覗いているエスメラルダ。


 彼女は恐怖で口を聞けない事はなかった。

 理路整然と話をする。故郷の話を。

 マークはそれが中世時代の農村や市街地の話だと錯覚する事があった。

 電子機器はないが、スマートフォンはある、(彼女はそれを神の石版だと言った)銃もある(彼女はそれを神の槍だと言った)


 石版には女性を姦する忌まわしい動画。


 本は、食事は、何か楽しみは・・・・・・例えば映画とか

 本はシェークスピアや、イソップ物語、千一夜物語、マークの読んだ事のない古典、悪魔学、神学、医学書、料理の本・・・・・・

 食事はパンと羊の薄切り肉に、質素なスープ。

 映画は・・・・・・知らない

 テレビは知らない

 車は知らない

 ネットやSNSは勿論しらない。


 知らない

 知らない

 知らない


 アメリカは・・・・・・知っている、友達がアメリカの話をしてくれた。



 マークは一五歳の少女が酷く悲しいものに見えた。

 一体、どこで、どんな所で暮らしていたんだろう。

 体も肩胛骨のあたりが浮き出ていてどことなく貧相に見える。

 栄養は足りているのか? 教育は? レジャーは? 家族は?

 聞きたい事が山ほどあった。


------------(ここまで概要)--------------------------

※ ここでエスメラルダが異国からやってきた人間だという事を

  明瞭化(ある程度)しておく。



次のシーンで、ジェイコブとのやりとり 

2019/10/10 01:19

時刻:

場所:病院(個室)

人物

○エスメラルダ


【背景】

(サンエスペランサで保護されるエスメラルダの視点で世界を見る)


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 綺麗なベッド、鼻を薬品を薄めたような臭いに満ちている。

 透明な線が腕から頭上の液体の入った袋に延びている。

 鉄の棒を十字に組んだ足に丸い板を乗せた簡易椅子に腰かけている

 男が気になる。怖い。

 腕を組んで、眠っている。

 前進黒の出で立ち、その上に青い上着を羽織っている。FBIの文字。



(このシーンいらないかも)

2019/10/10 01:32

 エスメラルダに絵を書いてもらいながら話を聞く。 



(異端審問会とネイサン救出の話)

(カーリンについて)→ (ベレッタが必要な話)






 (車椅子の話)

 足の不自由な女性がいて、彼女は物語を書いたり、話して聞かせる事が好きで、子供達や大人も集めて、珍しい異国の話をした。

 エスメラルダも彼女の話が好きだった。

 金髪を無造作に後ろで一つに纏め、瞳の色は淡い赤色だった。


 ジェイコブは瞳の色が違う事が気になった。

(マークの娘でないのか? 二〇年後、孫の可能性もある)



※ある絵描にそっくりな風景。

 しかし、角度が違う。

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(マークに絵を見せる)









--------(映画を観るシーン)-------------------------

 エスメラルダにはよくわからない(異国の文化や常識が分からないので何でこう動くのかが不明)ただ、戦争をきっかけに離ればなれになった

愛し合う男女の映画に自分を重ねた。男は戦場を離れ、数々の苦難に遭いながらも、やがて愛する女性の元へたどり着く。そこまでだった。

 その後の展開はエスメラルダの望まない結末だった。

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(何故、街を追われた?)

○司祭の悪魔払い

○黒い液体

○緑色の瞳


 女性の読み聞かせは警告だった。

 女性にはネイサンが常に近くにいて、彼女を守っていた。

 エスメラルダは何となくそれが嫌だった。


 


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外では鶏が頭からかじられて路上に捨てられている。

カーリンは拉致したFBIの捜査官から奪った銃

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