アイネクライネ

文鳥

第1話 愛玩道具

あぁ...今回もこれか...



「お前は素直に股開いてりゃいいんだよ!」


ドスッ


「かはっ...」


「愛玩道具め」


「痛いっ...やめてっ...(泣)」


「うるせぇ」


ドスドスッ



少女と思われる歳はいくらか過ぎた頃合いの彼女は、彼氏であろう男からDVとも呼べるほどの暴力を受けていた。


床にはお腹を何度も蹴られたせいか嘔吐物が撒き散らされていた。


「汚ぇからてめぇが掃除しろよ?しなかったら…分かってるよなぁ?」


「分かってます...」



男はニヤニヤしたままどこかへ去っていった。

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