ゴールまで
勝利だギューちゃん
第1話
今、僕はA地点に立っている。
「B地点まで行け。但し、どうやっていくかは、全て君に一任する」
そう、命を受けた。
いつまでも、立ち止まっていられない。
「さてと、そろそろ行くか」
僕は最初の一歩を踏み出した。
まずはどこへ行こうか?
何でも僕に一任するということは、自由にしていいとのことだ。
でも、逆にいえば、責任が伴う事になる。
慎重に行かなくては・・・
まずは、何に乗ろう?
列車か?車か?飛行機か?
それとも、歩くか?
先は長い。
体力を温存するためにも、列車にしよう。
僕は駅から、B地点に向かう列車へと乗った。
4人掛けのボックスシート。
同じ事を考える人は多いのか?
ちらほらと、人はいた。
でも、列車は運賃が高い。
車を選んだ人も多いようだ。
ただ、体力を温存したいのか、徒歩を選んだ人は少ない。
しばらくは、列車の車窓を眺めていたのだが、
やがて、1人の女性が隣の席に腰をかけた。
最初は放置していたのだが、旅は道連れ世は情け
どちらかともなく、話をし始めた。
これが意外に楽しい。
意気投合した僕たちは、やがて行動を共にすることにした。
これからはどうなるかわからない。
行動を共にする人は増えるかもしれないし、減るかもしれない。
相棒が変わるのかもしれない。
でも、それはその時に考えよう。
先は長い。
B地点にあるテープを切るまで、僕は進もう。
人生と言う名のゴールまで・・・
ゴールまで 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu
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