「雑談法」という斬新な法律で、プライベートでの仕事の会話を制限された世界。そんな法律を制定して、政府は一体何がしたかったのか、読みながら半ば呆れるような感想を抱いた。 一方で、そんな世界で人々は何を「雑談」としているのか、とても興味深く、様々な想像が掻き立てられる。 一見空想社会だが、筆者が取り上げている社会問題は現実の社会にも言えるリアルな問題であるとも考えさせられる、そんな作品です。