数学的文学表現(仮)
東埜 昊
数学科だけが理解できる表現(誰得?)
この度,サイバーセキュリティ小説コンテストなるものに拙作『aRiSA』(https://kakuyomu.jp/works/1177354054886114301)を投稿しました.かなり特殊な作品で,私自身が正確なカテゴリーを「数学的 現代ドラマティック ミステリー オカルト カオス PSYENCE FICTION」であると揶揄しているほどです.
つい先日の中間発表で『aRiSA』が通過をしていたのをみて,正直なところ,「かなり」嬉しかったです.私は普段一般企業で普通に働いているのですが,こういった創作活動が趣味であることをリアルの誰にも言えずにおり,オンライン上の知名度もゼロなので,ネット上で小説(そもそも『aRiSA』は小説なのか)を発信するということは一方的で孤独なアクティビティでしかありませんでした.そんな中,拙作をフォローしてくださったり,応援コメントを投稿してくださった方々には大変な勇気をいただきました.本当にありがとうございます.そして,このようなまさにカオスといえる拙作を客観的に読んで頂き,評価して頂いた編集部の方には頭が下がります.
さて,なぜこうしてわざわざ創作論のカテゴリーでこのような記事を書いているのかというと,ただの自分語りのためでもあるんですが(笑),これまでの文学作品には決してなかったであろう数学的文学表現(仮)なるものを……要は語りたかったからです(既出だったらすいません).数学的文学表現とはいっても
「257……これって素数じゃないか?」
「へえ,そう.数学オタクって本当に数に反応するのね.やれやれだわ」
みたいな数学ネタのやりとりのことではありません.大学でやるレベルの数学を学んだ人でなければ理解できない婉曲表現のことを,ここでは「数学的文学表現(仮)」と呼ぶことにします.「エンターテイメントが大原則である大衆向けの創作活動で,あんた,いったい何をやってるの?」と叱責を受けそうですが,これが私という人物なので,こういう考え方の人もいるのだな,程度におさめてくだされば幸いです.
ちなみに数学的文学表現はそんな簡単に思いつくものではないのですが,拙作からこれは傑作だと勝手に思っているものをピックアップし解説したいと思います.そして,皆様の今後の創作活動のヒントになることを期待しています(絶対にならない).
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