第2話 物語について
まあ、あれです。小説投稿サイトですので、まずは物語について語りましょう。
改めて、語るといってもはてさて。どう語りましょうか。気分は、白鳥絵巻の語り部です。白鳥絵巻も最後を考えているのですが、最後まで書きたいものです。
投稿したのは今年ですが、書き終えたのが数年前。キャラクターの基礎を築いたのが十年前。だから愛着がありますし、最後まで書き上げたいとずっと思っています。あれ……十年、前だと……なんてこったい。
まずは、私が物語を書き始めた切掛をを語りましょうか。誰得だ、んなもの関係ねぇ。
私が物語を形にし始めたのは、中学生の頃。当時は漫画家になりたくて、ノートで漫画を書いていたものです。Twitterでも絵をあげていますが、その名残です。妄想は小学生の頃もしていましたが、形にしたのは中学生の頃からでした。
一冊を一巻として、よく長編漫画を描いていたものです。後ろの頁から描いていき、ノートの頁に合わせて描いていました。
そんな私が小説を書くようになった切っ掛けは、ある長編小説にハマった影響です。
ハリー・ポッター? いいえ、作者ダレン・シャン氏が書いた「ダレン・シャン」という小説です。漫画にもなりましたので、知っている人は知っているでしょう。作者の名前と同じ題名ですが、エッセイではありません。物語です。
舞台は現代。簡単はあらすじを言いますと、毒蜘蛛に噛まれた親友を救うため、毒蜘蛛の飼い主であるバンパイアと取引する。その取引内容は……。という、バンパイア物の小説です。
この小説が面白くて、小説も書くようになりました。先生や同級生に、「空廼、今度は台本を書いているー!」とからかわれたものです。まあ、授業の合間の休憩時間に書いていたので、目立っていましたね。多感なお年頃でしたが、それでも、手を止めることはありませんでした。
この時に書いた小説は思い入れが深かったので、リメイクを書いたものですが後に悲劇に遭うとは……この時は思いもしなかったことです。
それでも、小説と漫画を行き来しながら、物語を書いていました。小説一本になったのは、高校生の頃、とある小説にハマったのが切っ掛けでした。
結城光流先生の「少年陰陽師」です。これが切っ掛けで小説を書くようになり、某サーバーで自分のホームページを作って、小説を投稿しました。
中学生の頃に書いた小説をリメイクして、書いていたのですが、悲劇が起きました。
サーバーの不具合で、小説が消えてしまったのです。
当時はパソコンではなく、携帯のメモ帳で書いていました。ガラケーは、メモ帳機能があったのですが、文字数とメモ出来る数に制限があったので、投稿するたびに消していったものだから、元データは残っていない。終わった。
「なぜ、なぜなのよおおおおおおおおおお!!」と嘆いた。他にも二次創作を書いていましたが、それも消えていた。悲しみに暮れた、一日であった。
それでもめげず、他の作品を書き続けました。当時の私、すげぇ。自画自賛。
余談ですが、この頃の小説を見返すと、拙すぎてなかなか最後まで見返すことができません。それでも読んでくれた当時の読者様には、頭が上がりません。
消えた物語のリメイクを、今書いているのですが、なかなか進みません。書きたいんですけどね、他のものも書いているとなかなか……。
まあ、それは置いといて。
ずっと、ずっと、書き続けていたのですが、ある時、書くのが嫌になって、二ヶ月間全く書かなかった時期がありました。まあ、最近のことなんですけど。
色々とあって、嫌になってしまったんです。あと、賞に投稿しても賞には程遠い。なんだか無意味にも思えてきたんです。
もう小説書かない、と思いながらも、結局物語を書きたくなって、欲に負けてパソコンの前に座って書いたんです。
が。
「え……書けない」
なんと、書き方を忘れてしまったのです!
「なんてこったい!! たった二ヶ月の間で忘れてしまうとは!! くそ!! どうして書かなかったんだ、わたし!!」
と、とても悔しかったので、あれ以降一日書かない日があっても、絶対に物語を書き続けようと心に誓いました。
離れても、結局は舞い戻る。なら、腹括って書き続けようではないか。というか、文句言った奴らに筆を折られるの、めっちゃ癪だ。それで筆を折られたら、わたしの十年間は何なのか。うわ、余計に癪だわ~。
と、いう思いで今でも物語を書き続けています。
筆はオリハルコン製に限る。
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