どうやら僕は四季に恋をするようです!
小浜さんぽ
プロローグ
「また私は君に恋をする。」
「また僕は君に恋をする。」
大きくなってあったとき二人が結ばれる事を願って。
幼い頃、交わした約束。
絶対に忘れてはいけない約束。
だが、それからの年月はその約束をしたこと、一緒に居たという事を僅かに覚えているだけ。顔も思い出せない。
「私の名前はね、季節が入っててわかりやすいの!」
そんな言葉が記憶に薄っすらと残っていた。
約束の君の名前には四季のどれかが入っている。
約束の君の手掛かりはそれぐらいしかなく、その記憶も不確かなものである。
約束をしたものの、二人を結ぶつけるものは名前に四季のどれかが入っているという不確かな記憶だけ
。
もしまた会ったのならば、それは運命なのかもしれない。
君は今、何処で何をしているのだろう。
君は昔と変わらず僕を好きだというのだろうか。
約束をしたあの頃から気持ちは変わっていないのだろうか。
もし変わっていたとしても 、もう一度会いたい。
未だ約束の君は現れないまま。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます