38話「班メンバーと昼食会議」

 次の日先生から僕達の班での行き先に追加申請があったので班のみんなで相談するため長嶺さんを探していた。

 教室にはおらず、廊下を歩きながら探していると、自販機に長嶺さんがいた。


「長嶺さん」


「ん?どうしたん?」


「先生から班行動のやつでもっと別のところはないのか?だってこれじゃ遊んでるだけだ、せめて1つくらい建物などを見てこいって」


「なるほどなぁ、今日の昼空けといてや、あの二人も呼んどくから話し合うか」


「お願いします」


 それから昼、七瀬さんと宮森さん、長嶺さん含めた4人で学食で話し合う。


「えー、じゃあどこか建物とかも回らないといけない感じなの?」


「そうだよ、どこか行きたいところある?」


「特にないー」


「せやなー、恋愛成就の神社でお参りでもえーんやない?」


「それあり」


「じゃあそうする?」


「賛成」


 こうして、僕達の班は追加で恋愛成就の神社に行くことになった。

 それから班のみんなで雑談をしながら昼休みは過ぎていった。僕も気づけば班のみんなとだいぶ打ち解けているような気がする。これも成長かな?

 あと1週間で修学旅行だ。風邪を引かないように体調管理はしっかりして行こう。



 次の日、今日は雨が降っていた。6月だからな梅雨入りしてるし、雨が多いのは仕方ない。学校に着き麻那辺さんに挨拶をする。


「おはよう」


「おはよ」


 最近では麻那辺さんとの会話も当たり前になり、SHRが始まるまでは話していることが多い。

 今日は何事も無く学校が終わった。雨が降っているけど佐宮さんが教えてくれたドラゴンキラーを買いに行くとするか。昨日は忘れてた。鳥ではない、思い出したからな。

 そして僕はドラゴンキラー(略してドラキラ)を手に自宅に帰った。 その日はドラキラを読んで終わった。



 次の日────今日は金曜日。長嶺さんが風邪を引いて休んだと連絡があった。

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