追憶のアニミズム

作者 オセロット

3

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★★★ Excellent!!!

現時点での最新話まで前のめりに拝読し、回を重ねるごとに加速する面白さが素晴らしいので、これは皆さんにもお伝えせねばと決意した次第です。

不思議な幽霊・イミナさんと共存関係にありつつも、平和な生活を送っていた主人公・蓮。ふたりに突如として襲いかかる人外の暴力。
それを端緒に、霊媒師たちが超常の力で繰り広げる抗争に巻き込まれる彼ら。その中で、周りのコミュニティ、幽霊との邂逅、生い立ちなど、彼らにまつわる幾つもの真実が明かされていくのですが……

迫力ある筆致で描かれる、ド派手ながらも緻密な戦闘。多種の感情を刺激する、感性の光る言葉選び。超・好みです。時折訪れるほんわかとした交流と対比されるように、残酷な真実も待ち構えており。

次々と訪れる急展開と共に明かされる世界観や真相、その一つ一つが作り込まれており、非常に魅力的です。またそれらは過去の疑問へのアンサーにもなっており。「そんな!」という驚きと、「そうか!」という爽快感が止まりません。

特に蓮くんとイミナさんの、いくつもの因縁……呪いや憎しみ、そして祈りの上に成り立つ特異な関係性には琴線鷲掴みにされております。絡み合った因縁の、重厚な面白さと切なさは抜群で、それでいて彼らの間合いは「可愛い」と思えて。

途中の展開のため、詳しくは伏せますが。窮地に立った蓮くんが葛藤を経て決意を固め、新たな自分へ変わる……という流れが、非常に熱く。
そして蓮くんたちの相対する存在には、世界を揺るがすような危機も関わっていると示唆されており、物語のスケール拡大を予感させています。

どんな展開が、闘いが待っているのか。
蓮くんとイミナさんの絆を、守り抜くことができるのか。
非常に楽しみにしております。そして、もっと、もっと、読まれますようにーー!