能力持ちの私は異世界でも嫌われる
むーが
第1話 異世界に召喚されちゃいました!
私は、中学1年生。学力は平均値とれる位で、容姿も普通。能力でエネルギーを吸収したり、変換したり色々出来る位で趣味は読書。
いきなり、異世界に召喚されてそれで、この国を救ってくれと言われる。だけど、私にそんな事は出来ないし。知らない世界でどうやってエネルギーを確保するかが、私にとっての最優先だから。
それで、無理って断った。だけど、どうしても救ってほしいみたいで色々言ってきた。
そんなことよりも今、エネルギーの残量が少ないから、凄くイライラするんだ。
例えで言うなら、お腹が空いてイライラしてる人みたいな感じ。どこかに良いエネルギーないかなー?
さっきから、地球では見た事がない不思議なものが漂っていた。一つ
これだけ、美味しいのは、久しぶりだー!思わず、ぴょんぴょんしちゃった!えへへ。
よし、どうせ異世界に来たんだから色々遊んじゃおう!家にはすぐにでも帰れるし!
早速、お出かけー!
「おい、ちょっと待て」
おじさん(国王様だっけ?)に声をかけられる。
「何ですか?早く出かけたいんですけど?」
「……貴様、さっき何をした?」
私、変な事したっけ?首をかしげる。
「半透明のものを食べただけですけど?」
「……そうか。なら、良い所を教えてやる。ついてこい」
部屋を出て廊下を少し歩いて黒いドアの前に着く。
「ここだ。中に入れ」
入ったら、真っ暗な部屋だった。なにも見えない。
光を作ってドアを探す。ドアはあった。けど、ドアノブも何もない。
これは……閉じ込められた?
確かに、話ほとんど聞いてなかったけど。いくらなんでも、これは酷い。
一応、この部屋に何かあるか確認しよう。
ん?これはなに?小石みたいな、だけど青く光ってる?
……なんだか美味しそう。いただきます。ぱくっ。ん!グミみたいでフニフニしてる!ソーダ味だね!おいしー!
ふー。ってこんな事してる暇はない!早く、外に出よう!
えーっと窓はあるかな?うん。なさそう。仕方ない!ドアから出よう!でも、ドアノブが無いからなー。どうしよう?
とりあえず、押してみる。……動かない。引いてみよう。引力使ってそいっ!あっ!開いた!これぞ、押して駄目なら引いてみろってやつかな?
ちゃんと光を消してっと。よし。
あっ窓がある。開けようとして、開かない?どういう事?
……これだけはあまりしたくないけど、衝撃波で壊す!
「やめてくれ!」
ふー。危ない。もう少しで、当たりそうだった。おじさんに。いきなり出てきたからビビったよ。
「これは高級なんだ。壊すのはやめてほしい。 ……そんなにも外に出たいなら、案内してやる。こっち来い」
ついてきたのはいいけど、迷路だよここ。全く分からない。そしていつの間にか、外に出てた。
わー!街がデカい!色んな人がいる!ケモ耳生えてる!尻尾がある!異世界に来たー!って実感できる。
ここはある意味お決まりの冒険者になってみたい!おじさんにバイバイしてから
それじゃあギルド目指してゴー!
お?あった!よし、早速入ろう!
「失礼しまーす」
結構、人がいる。人込みは苦手なんだけど……仕方ない。人をかき分けてなんとか受付についた。疲れたー。
「あのー。冒険者登録したいんですけど?」
「はーい!了解でーす!」
女の人は奥に行ってなにかの紙を持ってきた。
「これがー登録の紙でーす。書ける所はー書いてくださーい」
「はい。分かりました。 ……これで良いですか?」
「はーい。大丈夫でーす。冒険者はー、基本的には自己責任で依頼などを受けてくださーい。一応難易度の目安はありますがー、万が一という時もあるのでー気をつけてくださーい。このカードを無くすとー、再発行の時にー銀貨2枚必要になりまーす。なるべくー無くさないでくださーい」
「はい。分かりました。気を付けます」
カードを受け取って依頼板を見る。薬草探しでいっか。
ふと、周りを見ると人がほとんどいなかった。だから、静かになったんだ。
受付に行って依頼を受けて行く道などを聞いてギルドを出た。
草原に着くとしゃがんで草を見ると少し白っぽい光を放つ草と普通の草があった。
どちらも葉っぱの形とかも同じにしか見えない、 ……もしかすると元々は同じ?そうだとすると、白っぽいエネルギーをあげてみる。
同じじゃなくて光の量が多くなっちゃった。まあ、大丈夫だよね。
確か十本だっけ。同じようにやってっと。よし、出来た。後はギルドに戻って出せばいいだけだね。
ふー。思ったよりも疲れちゃった。せっかくだし、日当たりも良いから少しのんびりしよう。
時々つまみながら十分位して戻ろうとした時、犬が来た。なんだろうなと考えていると
『済まないが、持っている草をくれないか?』
「良いけど、どうしたの?怪我でもしてるの?」
『ああ、そうだ。少し足をやられてしまったんだ』
犬の後ろの左脚の太ももの辺りから血がにじんでいた。
「こっちの方がいいかなちょっと近くを触るよ」
犬の膝に手を当ててエネルギーを少しづつ流す。少しするとどんどん怪我は治っていって完治した。
『ありがとう。今度、なにかする時は手伝う』
犬はどこかに歩いて行った。
さてと、私もギルドに戻る事にしよう。
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