例えば、燃え尽きそうな命が有ったとして
アキノリ@pokkey11.1
命の大切さ
私の名前はアキノリ。
勿論、この名前は本名では有りません。
そんな私、父親、母親と言う感じの家族には私達と同じ家族の一員の愛犬で。
12年も前から一緒に居る、歳が12ぐらいのミニピンが居ます。
ミニピンというのはドイツの狩猟犬の小型犬、ミニチュアピンシャーの略称です。
5年ぐらい前まで茶色の毛並みだった、愛犬です。
この12年は私にとっては激戦で。
2013年と2014年が特に酷い有様で私は殻に閉じ篭ってしまいました。
そんな時も何時どんな時も愛犬は側に居ます。
走り回って、私や母親、父親に構ってアピールをしたり今年の7月までは体調は万全でした。
ですが今年の7月以降、8月辺りの事でしょうか。
突然、愛犬は体調を崩しました。
本当に死ぬ様な呼吸を繰り返して、走る事をしなくなり、餌も食べなくなり、ヨタヨタになり急いで動物病院に連れて行きました。
その結果、色々分かった事が有ります。
身体の筋力は衰え、体重も減少し、目にはメラノーマが有り。
腫瘍と思われる様なものが身体のあちこちに有り、毛並みから毛が大量に抜け落ちフケが大量に落ちて餌を食べなかったせいか、ブドウ球菌などの菌に感染していて。
更に、白髪だらけになり、出来物は増えて。
ヨタヨタになり、衰えが出始めました。
つまり、一纏めにすると愛犬の身体の全てがボロボロです。
餌自体も口に押し込まなくてはいけません。
私はそんな愛犬に可哀想というか、何とも言えぬ感情で涙が出ました。
12年の相棒が死ぬかも知れない。
その恐怖だけが私の身体に重しとなり乗っかりました。
私は愛犬を見つつ、涙を流す日々で精神面に参ってしまい、大学の勉強を置いて小説にのめり込んでいました。
いや.....でものめり込めなかったですね。
よく考えてみれば。
その時は余りにもキツくてどうしようもない気持ちでした。
私は本当に持病や性格のせいで精神が弱いです。
その様に思います。
ですが、私は今側で寝ている愛犬を見て思いました。
今、餌を食べないのは終末期なんだって。
そうだ命は何時か、燃え尽きて天に還っていくんだと。
だけど、今、私は手がもの凄く震えています。
やっぱりキツイと思いまして。
『じゃあね、今まで有難う、さよなら』
を聞きたくなくて。
私は本当に今、涙を流してキツイ思いをしています。
12年も一緒に居た相棒を失いたく無い。
だけど、それでも寝ている姿を見ると、どうしてももう持たないかなと思いました。
この手記みたいな小説は多分そのうち安らかに眠ったという報告になるかも知れませんがその時、私は恐らく、多分精神がマジで壊れると思います。
ので、真面目な話で多分暫く小説が書けなくなると思います。
その時は私を知っている皆さん。
本当に御免なさい。
今は体調が安定している様には見えます。
でもやっぱり12年。
歳は人間に換算したら80歳ぐらいでしょうか。
今は少しでも安らかに愛犬が居てくれたらこれ以上の幸せは無いと思います。
呼吸が苦しそうな愛犬を見つつ、目を閉じて。
この手記を読んで下さった、皆様へ。
私が書いたのは愛犬の事ですが、自らの命は大切にして下さい。
皆さんは思った以上に周りに影響を与えています。
その価値はお金じゃ換算出来ない。
是非、今を見つめ直して生きて下さい。
お願いします。
本当にこの手記を読んで下さった皆様、有難う御座いました。
では、失礼します。
アキノリ
例えば、燃え尽きそうな命が有ったとして アキノリ@pokkey11.1 @tanakasaburou
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