『乱舞』資料集

＊登場人物紹介（第１部まで）

□第１部までの登場人物まとめ

　分からなくなったら帰ってきてね！

　どうでもいい情報あります。

月谷（つきや） 潤（じゅん）（つっきー）♀：水

「ほらよ。受け取れハニーたち！」

　タラシ。舞橋女子（まいばしじょし）高校三年。ハスキーヴォイスの色男（違）。

　きっぷのいい爽やかハイテンション。ボケとツッコミ両方こなせるがつっこまれる方が多い。ノリと勢いで行動する４人組の中でも一番直情型。気合でなんとかしようとする。

　ショートカットに天然パーマで、肌は元気な小麦色。私服だとどこの美少年かと見まごう。でも女子校だからこんな彼女もスカートです。女子にモテモテ。

　よく春（あずま）と理術でやりあうが大抵負ける。それと暑がりなので夏はよく水遊びをして先生に怒られる。水も滴るいい男（女）。でも奈由には相手にされない。

畠中（はたなか）春（あずま）（はったん）♀：雷

「ちょっくら鎖骨を確認させてもらってもいい？」

　変態。舞橋女子（まいばしじょし）高校三年。頼りがいのあるパワフル姉御。

　メガネにポニーテールがトレードマーク。潤によく「メガネが本体」といわれるが本体は人間のはず。潤の鎖骨が大好物らしい。変態。ラジオが好きで、夜中の勉強のおともに欠かせない。

　貴重なツッコミ気質であるが本人にもツッコミどころ満載。でもここぞという時には周りの暴走に歯止めをかけてくれます。意外に真面目なしっかり者だがあまり信じてもらえない。

　雷は比較的強いと言われているが、実際四人組では現在だと彼女が一番強いはず。なお一連の事件が起こる前は、雷で潤をいびるのが日課でした。

草間（そうま） 奈由（なゆ）（なっちゃん）♀：草

「私の愛する娘たちに仇なすタラシと変態は養分にします」

　生物狂（オタク）。舞橋女子（まいばしじょし）高校三年。植物と粘菌類とチョコをこよなく愛するクールレディ。

　黙っていれば清楚な大和撫子にみえなくもないが、ちょっと腹黒い。遠慮ない台詞で刃のように切り裂く。冷静沈着で勘の鋭さは一番だが、真顔で淡々とボケ倒す。本人は素。

　趣味は中和適定、という心行くまで科学っ子。植物・粘菌類に対しては理性が吹っ飛ぶ。ただ犬や猫は苦手で『獣』と呼び捨てる。それらを地球外生命体だと信じてやまない。

　たまに意味もなく植物を生やして遊んでいる。そして周囲の人間に止めることは出来ない。

白原（しろはら） 杏季（あき）（あっきー）♀：古

「十歳じゃないもん！」

　十歳児。舞橋女子（まいばしじょし）高校三年。甘味は好きだがスイーツ（笑）ではない天然娘。

　ほわほわしたツインテールの童顔少女で「見ていられない」とよく評される。言動が非常に不安で危なっかしい。楽観的能天気に見えるがいろいろと怖がり。騒音が嫌いで男子が苦手。

　動物と話すのが好きで、出会う動物毎にいちいち名前を付けている。きっと妖精も見える。４人組で唯一文系。

　寮では奈由と同室だったが、杏季が猫や鳥を呼び出して愛でていたりすると奈由がご乱心になることが間々あった為、今は琴美と同室になっている。

染沢（そめざわ） 葵（あおい）（アオリン／グレン）　♂：草

「悪いな。お前たちに恨みはないが、適合者かどうか確認させてもらう。

　少し攻撃させてもらうぞ」

　ヘタレ。舞橋（まいばし）高校三年。素行もいい優等生。

　我はあるが、どうにも周りに振り回されがちの愛すべきヘタレ。根が素直なのでわりとすぐボロが出る。春と同じ貴重なツッコミ。が、同時にいじられ役でもある。

　つい最近まで部活で剣道をしていたので髪は短め。身長が若干低いことを気にしている。数少ない良識人のストッパーだがネーミングセンスが悪いのが残念。

　奈由と同じ草系だが、どうやら奈由と方向性は異なるようす。ただ術を使うのではなく、いろいろと応用してやっているもよう。直接攻撃より罠。

臨心寺（りんしんじ） 裕希（ゆうき）（リン／ワイト）　♂：音

「いいじゃん。お前は慣れてんだからさ」

　マイペース男。舞橋（まいばし）高校三年。成績はやたらいいらしいが素行は若干悪い。

　童顔で暢気なマイペース少年。喋り方から行動から常に彼時間のまったりペースである為、どうにも周りは脱力してしまう。そのくせ意外と抜け目は無かったりする。

　理系だが語学に堪能らしく、海外への渡航経験もあるらしい。でも好きなのは日本文化。普段も食いっぷりがよく祭りだと数割り増し。和服が異様に似合う。デジタルよりアナログが好き。

　珍しい音属性だがあまり活躍はしてない。というより敵味方全員に利いてしまうので迂闊に何か出来ない。そして本人は別に気にしていない。どこまでもマイペース。

雨森（あめもり） 京也（きょうや）（ヴィオ）　♂：鋼

「黙らせてやった。ありがたく思えよ」

　長髪ナルシスト（潤命名）。舞橋中央（まいばしゅうおう）高校三年。ブレザーの共学。

　なぜか長髪なぜか帯刀の爽やか系紳士。潤とはすぐ口論になり、彼女を乾燥ワカメ呼ばわりする。

　長髪ナルシストと呼ばれはするが、中身はしっかりした屈指の常識人。円滑に取り成したりフォローしたりするのはだいたい彼。ただしナチュラルに気障な台詞を吐いたり、女子をお嬢さん呼ばわりしたりしやがる。

　いい人だけに、周りに押されやすい。葵と並ぶ苦労人。

水橋（みずはし） 廉治（ゆきはる）（ビー）　♂：水（氷）

「だから僕は忠告したのですよ。無駄だ、と」

　鬼畜メガネ。貴咲（たかさき）高校三年。男子らの組織『チームＣ』の仮リーダー。

　仮、の割には大分権力をふるっているもよう。彼の思惑をメンバーは完全につかみきれていない。無駄を嫌う。そして情報収集能力がなんか高い。グレンにはめっちゃ嫌われており、ビーのほうも多分グレンを嫌っている。

　発言も行動も冷酷で容赦ない。しかしぱっと見は優等生な好青年で、大人や初対面の人にはウケがいい。

高神楽（たかぐら） 直彦（なおひこ）／アルド　♂：炎

「気を付けるのは足元だけじゃなく、背後もだけどな」

　小動物。舞橋中央（まいばしちゅうおう）高校三年。ビーの片腕。

　京也と同じ高校であり生徒会活動も一緒。

　ぱっと見は大人しそうで人畜無害な人物。他の濃ゆいメンバーに比べやや我を抑えがち。ただし戦闘の時は普段と違い辛辣で容赦ない性格になる。

　本人は控えめだが、実は理術の界隈で特権階級（？）にあたる高神楽家の次男。チームＣのビルも彼の家の所有。すごい。

佐竹（さたけ） 琴美（ことみ）（こーちゃん）♀：霊

「ならば、この事も知っているはずですね？」

　漆黒。舞橋女子（まいばしじょし）高校三年。

　四人組とは友人であり同じ寮生。夏休みの現在も寮に残留中である。

　奈由に負けず劣らずなクールレディ。親しい友人に対しても敬語を貫く。しかし毒舌で腹黒い。潤曰く『漆黒』。ただし本人は頑なに紫だと言い張っている。

　真面目なくせに、わざと空気を読まない言動をしたりとよく本心がつかめないお方。謎が多い。笑顔で彩った仮面の内部は計り知れない。

　敵に回したくない人ナンバー１。やたら戦闘能力は高そうだが詳細は不明である。

東風院（とうふういん） 妃子（きさこ）（ベリー）　♀：風

「ヴィーオたーーーん☆」

　マシンガントーカー。聖憐（せいれん）学院三年。私立のお嬢様女子校。ヴィオと幼馴染。

　句読点なにそれ美味しいの的超絶トークを駆使する。潤も圧倒されるほどのハイテンションで、風と共に現れ風と共に去っていく。ワイトとは違ったスピードでのマイペース。

　コードネームの法則を華麗に無視し、可愛いという理由のみで『ベリー』。ベリー系ジャムが好きらしい。スコーンに紅茶のティータイムが好き。

　きゃぴきゃぴだけどヴィオの健康を気にしてみたり、なんだかおばさんっぽい部分もあわせもつ。きっと将来すごい。

高神楽（たかぐら） 文彦（ふみひこ）　♂：霊

「チェックメイトかね、ビー」

　最後の方に来るまで謎の人物としかいいようがない人。

　アルドこと高神楽直彦の兄。

　理術でも関係ない部分でもべらぼうに強いこと意外、やっぱり最後までよく分からなかった。

□フェードアウト中メンバー

高神楽（たかぐら）　千花（ちか）♀ (20)

　直彦の姉で、文彦ことフールの妹。古属性。

　『人柱』として裂け目を塞いでいる。

水橋（みずはし）　千夏（ちなつ）♀ (20)

　廉治の義理の姉。千花の護衛者。霊属性。

　千花と共に『人柱』として裂け目を塞いでいる。

染沢（そめざわ）　幸政（ゆきまさ）♂ (26)

　葵の兄。四年前に河原で葵と共に扉の事故に巻き込まれ、行方不明になった。

　理術第五研究所の共鳴の試薬をかっぱらい、葵に飲ませた張本人。