僕っ娘をデレさせたい!
@tomoya4024
第1話幼馴染の特権!
「おーい。深月起きろよー朝だぞー」
一人の男の声に呼ばれて僕は目を開ける。
「ん…ぅ…?」
「あっ起きた。よう深月。学校の時間だぜ。」
「あー…うん…。って!なんであなたがここにいるの!?」
「なんでって…お前の母親から頼まれたからだよ!」
この男は魄斗。僕の幼馴染だ。性格はマイペースだけど身長は高くて僕も一回不良から助けてもらったことがある。まぁ、やっちゃったけど。(拳で)
「…あっそう…。とにかく着替えるからあっちにいっててくれない?魄斗。」
「ちぇーせっかく見れると思ったのn」
「ぶん殴るよ?」
この女は深月。俺の幼馴染。身長は小さいが気が強くてまるで男みたいだ。僕っていってるところもな。けどたまに可愛い場面も見れるんだぜ?
「わぁーったわぁーった。準備できたらいってくれー」
「わかってるよ。」
~数十分後~
「準備できたよ。」
「早いな。」
「僕は君と違って仕事が早いんだよ。」
「へーへーそうですかー」
「それでもう学校いくの?」
「そうだな。そろそろいくか。」
「そうだね。」
~通学路~
「…(ストレートロングの黒髪をなびかせながら歩いている)」
「お前容姿は最高なのに性格が男勝りだもんなぁ…」
「殴るわよ?」
「へーへーわるうござんしたー」
ゴツンッ!
「お前…マジで殴りやがったな…」
「君が悪いんだろう?」
「悪かったよ。後でパン奢るからチャラにしてくれ。」
「許す。」
「ちょろいなお前…」
「パンが僕の大好物なのは君も知ってるだろう?」
「そうだけどいくらなんでも即答はまずいんじゃねぇの…?」
「うるさい。いいからパンを奢りなさい。」
「わかったわかった。」
~学校~
~授業をすっ飛ばして放課後~
「…(教室で座ってイヤホンで曲を聞いている)」
「おーい深月~」
「…?なんだい?魄斗(イヤホンを外す)」
「…ほらよ。(チョココロネを渡す)」
「…(自分の額に手をのせて魄斗の額にも手をのせる)」
「風邪じゃねぇよ。」
「…(魄斗の脈拍をはかる)」
「熱でもねぇよ。」
「…僕に体でお返しでもしてほしいのかい?君は。」
「お前こそ熱なんじゃねぇの?」
「おかしいよ。君が僕の大好物のチョココロネを買ってくるなんておかしい。なにかたくらんでるだろう?」
「お前から見て俺がどんな風に見えてるか教えてくれよ…」
「変態。」
「よーしじゃあチョココロネいらないんだな?」
「…ごめんなさい。」
「わかればよろし。(チョココロネを返す)」
「…にしても…なにかお返ししないとね…(チョココロネを食べながら)まさかほんとに買ってくるとは思わなかったから。」
「冗談だったのかよ…そうだな…じゃあ家に泊まりにこい。」
「…は?」
「だから俺の家に泊まりにこい。」
「…やっぱり君…僕の体が目的じゃ…」
「お前みたいな色気がないやつを襲ってるどうする。」
ゴツンッ!
「いってぇ…」
「…僕に色気がないって言うなら付き合わなければいいじゃないか…。」
「そうはいかないんだよな。俺ら幼馴染だろ?」
「まぁそうだけど…(コロネを食べながら)」
「もう俺ら付き合っちゃうか?ww」
「…な…何をいってるんだい君は!?」
「いやーだってここまで腐れ縁なら付き合ってもいいかなーって」
「僕からお断りする!」
「いきなりどうした…そんな顔を真っ赤にしてまで否定して。冗談に決まってるだろ?」
「…そ…そうだよね…いきなり何を言い出すかと思ったよ…。」
「…まぁとにかく今日は家に泊まりにこい。親もいねぇし俺が寂しいからな。」
「…(たまにはいいかな。こんなのも…。)仕方ないから行ってあげるよ。君が寂しがって自殺なんてしたら困るからね。」
「俺はそこまでマザコンじゃねぇ!」
「わかったから帰るよ?(魄斗の家の鍵を見せながら)」
「あっ!てめぇ深月!待てこらぁ!鍵返せーーーーーーー!」
次回第2話はちゃめちゃお泊まり!?幼馴染の意外な才能!?
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