へべれけアーカイブ～ウイスキースキィおっさんの感想と評価そして妄想～

【超おすすめ】グレンカダム 10年【スコッチ】

　今回は2025年のリカマンのウイスキーフェスに参加した際に試飲して美味しかったこちらを紹介です！

　グレンカダム 10年

　いままでノーマークだったハイランドのグレンカダム蒸留所からその名を冠するグレンカダムブランドから10年です。

　知名度としてバランタイン17年(1937年発売)のキーモルト、魔法の7柱の1柱として界隈では有名なブランドですね。

　ノンカラーリング、アンチルフィルター製法で作られており、アルコール度数は46%です。熟成樽の種類に関してはバーボン樽のみのようです。

　ラベルデザインは花と動物シリーズのようなシンプルでクラシックなものです。

　さあ、思わぬところから出てきた名品の味わいに迫っていきましょう！

〇ストレート

　すり潰したアーモンドの香ばしさとオイルっぽさの背後から、香水とも石鹸とも言えない甘く自然な化粧品ぽさが主張してきます。

　杯を重ねると、パフュームにモルトと甘い果実、微かなスパイスを感じます。甘いですが涼やかな印象です。

　口にすると軽やかにしっかりと甘く、オイル感と一拍遅れて湿ったビターが優しい印象。軽やかなシナモンや胡椒系のスパイス感と甘さのバランスが絶妙です。

　ネット調べではクリーミィと評する声が多数あり、言われてみるとなるほどなぁと感じました。

　舌に軽く乗り口腔内をクルクルと舞い踊っているような優雅な味わいです。

〇加水

　スパイスが増した印象ですが不意に甘いパフュームテイストが脳を突き抜けます。

　味わいについてはビターさスパイスさの印象が増したものの、全体的に軽やかで、いい意味で香りが主食な感じになりました。

〇ロック

　香りは大人しくなりましたが、エレガントです。シャープな甘さと香ばしさはまるで内緒話のようです。

　味わいは初めにきゅっと詰まった甘味が現れます。クリーミーさも相まってハーブやスパイスを少し振った高級なバニラアイスのようです。

〇ハイボール

　パフューム感はありますが、より澄んで青りんごのような印象がします。

　甘さは軽やかになりましたがハチミツっぽさ、ウッドのビターさとスパイスも感じました。

　口当たりはまろやかでスルッと入ってきます。クリームにモルト、洋ナシのフルーツ感と青さを感じます。

　続いていい意味で邪魔にならないビターさと短いスパイスを感じます。

　なんとなく細いビスケットに薄くフルーツのクリームやバターを塗ったようなイメージがあります。

　この子はあれですね、子供に好かれるいい匂いのするお姉さんですね。

　肌と髪は艶やかで髪質はウェーブがかっていて長髪をシンプルにまとめています。

　背丈は低めで顔立ちも童顔ですが、態度が柔らかく余裕もあるため子供を中心に好かれ頼られています。

　色白でデコルテが綺麗でいい匂いがしますが、セクシー過ぎない健康的な色気があり華美ではありません。

　その懐の深さに抱いていた人としての好感が、個人的に甘えてみたいという誘惑に変わってしまったら、さあ大変！　甘いけど甘過ぎない感じがかえって四六時中浸ってしまいかねません。そんな誘惑を浮かんでしまう優し気な雰囲気といい匂いな彼女は案外罪作りな女性なのかもしれません。

　妄想が過ぎるぞっ‼

　重過ぎない甘さと、独特な香水っぽさとちゃんとあるモルトのバランスが非常にバランスがよく、飲み方を選ばず飽きずに楽しめます。

　グレンカダム 10年

　価格は5200円ほどで、店舗で見かけた記憶はなく、通販購入は可能ですが、買えるサイトは限られているように感じます。

　似たウイスキーは思い浮かびませんでしたが、グレンモーレンジィオリジナルがお好きな方は気に入るかもしれません。

　甘く香り豊かなウイスキーがお好きな方には是非試して欲しいです。

　ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです！

　温度感：冷～中

　湿度　：中＞湿

　香り　：中＜濃

　味わい：中～濃

　重み　：中

　複雑さ：中～複

　余韻　：中～長

　世楽好み　☆☆☆☆☆☆★(？)

　万人受け　☆☆☆☆

　コスパ　　☆☆☆

　合計　　　13 or 14点

　関連回の紹介

　グレンモーレンジィ オリジナル

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16818622177142605744

　擬人化イメージ

https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/822139839120841593