【おすすめ】グレンスコシア カンベルタウン1832【スコッチ】

 今回は未知のエリア、カンベルタウン(キャンベルタウン)からの紹介です。


 グレンスコシア カンベルタウン1832


 結構前に某リカ〇ンでセール品を購入したグレンスコシアブランドの数量限定品のカンベルタウン1832です。

 以前紹介したノーブルレブルの原酒としてロッホローモンドとこのグレンスコシアの原酒が使用されていたことからチョイスしました。

 カンベルタウンはハイランドの西南に位置した海沿いのエリアでアイラ島が近くに位置しています。風土からの影響もあり、潮気のあるフレーバーと甘い風味が特徴といわれています。

 かつては世界有数の生産地でウイスキーの首都と呼ばれていたカンベルタウンですが、全盛期に30以上あった蒸留所は現在3つしか稼働しておりません。

 グレンスコシアブランドを手掛けているグレンスコシア蒸留所も時代の流れのなかで閉鎖と操業再開を繰り返しています。そしてそのなかで改名(元々はスコシア蒸留所)やオーナー変更を経験しております。オーナーが現在のロッホローモンドになってから勢力的に売り出しているといった記事が散見されました。

 今回のカンベルタウン1832はどうやら元々は免税店向け商品だったようで1832は蒸留所の創業年を表しているようです。

 樽構成はアメリカンオークでマチュア―ド、ペドロヒメネスシェリー樽でフィニッシュ、ノンチルフィルタードで無着色だそうです。アルコール度数は46%とのこと。

 セールで入手したコチラですが定番であっても嬉しい良バランスな味わいですっ!



〇ストレート

 香りはまろやかながら様々な要素が顔を覗かせます。モルト、塩気、しっかりした甘さ、クリアな煙さが確かめる度にランダムに現れます。

 香り高いという印象ではありませんが要素は複数あり杯を重ねても感じ取れます。

 味わいはまろやかなモルト、シェリー系の甘味、白胡椒あるいは赤唐辛子のようなスパイスを感じます。煙さは少し大人しい印象です。

 ミネラル感があるからか、乾いた海苔あるいは黒鉛、お吸い物のようなコクや磯っぽさがあるように感じます。

 余韻は黒胡椒を想わせるスパイスと粒度の細かい煙があります。

 味わいは複雑でちょっと癖がありますが重くはありません。


〇加水

 モルトと甘さの印象が強くなりますが、塩気と煙さ、後半のビターさも続きます。

 口当たりはまろやかです。モルトと短い甘味、黒胡椒系のスパイスが火が点くようにピリッと弾け、粒度の細かいビターさとシガーのような煙さが続きます。

 香りの方が甘く、味わいはスマートになった印象ですがいいバランスです。


〇ロック

 香りは塩気とメロン系のフルーツ系とモルトが印象的でスパイスと煙が続きます。

 味わいは初めにまろやかに甘く、そこからビターさと煙さと黒胡椒が続きます。体温で温まるとともにモルトとシガーのようなビターさとスモーク、甘味がじわじわと広がります。

 余韻はタバコの残り香のようなスモーキーさ 


〇ハイボール

 香りはハッキリしたモルト、塩気、甘さ、静かでビターさを伴う煙さを感じます。オイリーな雰囲気もあり、杯を重ねると甘い印象もあります。

 味わいはモルトとメロン系のフルーティーさ、続いて素早く軽い煙さのタックル、そこからオイリーさとモルトとメロンを感じます。余韻に煙を感じます。

 なかなか美味しいですが、量をグビグビと飲むのは合わない気がします。少量をチビチビと飲むのが合っていると思います。

 

 

 この子はあれですね、眼鏡が知的な大人のお姉さんですね。

 顔立ちは優し気で二重の垂れ目に眼鏡が似合います。髪はゆるりとクセのある長髪で縛ったりはせずに遊ばせています。

 上背はやや高め、身体つきは大人っぽく柔らかい印象です。服はロングスカートとカーディガンを好んでおり、ゆったりとした着心地が好きなようです。

 アクセサリは身に着けていますが、上品な印象なものを好んでいます。

 港町に住んでおり、町と海の風景を好んでいます。物腰も柔らかく、ゆったりとした空気感を纏っていますが、気弱なわけではなく港サイドの荒っぽいコミュニケーションにも物怖じしたりはしません。

 たまに眼鏡なしでいつもよりルーズフィットな服装で浜辺をうろついたりしていることもあります。いつもよりもダルそうな雰囲気の彼女はこちらに気づいてくれるでしょうか? ちょっと気まずそうに照れたりしてくれたらいいですね!


 妄想が過ぎるぞっ‼



 塩気は特徴的な要素ではありますが、ハッキリとしたモルト、強すぎない甘味とスパイス、静かに続く上品な煙さとビターさのバランスこそが最大の特徴かもしれません。

 ストレートはペドロヒメネスの要素を感じやすい反面重たいかもしれません。その場合は加水やロックで楽しむのがお勧めです。ハーフロック(ロックと水)でより無難です。


 グレンスコシア カンベルタウン1832


 価格は1リッター4200円ほどのようです。セールで3980円で購入したので700ミリ換算で3000円以下ですね。

 限定品なので入手は難しいと思いますが、甘さと煙さが両方ある銘柄がお好きな方は試してみるものアリでしょう。



 ニュアンスとお勧め点数はこんな感じです!



 温度感:冷

 香り :中~濃

 味わい:濃

 重み :中

 複雑 :複

 余韻 :中~長


 世楽好み ☆☆☆☆☆★★

 万人受け ☆☆☆

 コスパ  ☆☆☆☆★

 合計   15点



 ちなみにノーブルレブル紹介の回はコチラです!


 ノーブルレブル ヘーゼルナッツハーモニー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16817330668371179896


 ノーブルレブル スモークシンフォニー

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16817330668374930529


 ノーブルレブル オーチャードアウトバースト

https://kakuyomu.jp/works/1177354054887337556/episodes/16817330668421059202



 擬人化イメージ

https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/16818023212733590629


 眼鏡なしバージョン

https://kakuyomu.jp/users/selark896/news/16818023212733636328

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