【おすすめ】レッドブレスト 12年【アイリッシュ】
今回からは量り売りで購入した方のアイリッシュウイスキーセットの4本を紹介していきます!
レッドブレスト 12年
胸の赤いコマドリのイラストが特徴的なボトルデザインの一本です。
シェリー樽熟成されているため赤みのある酒色をしています。
アルコール度数は40%で原料は大麦麦芽と未発芽大麦です。ジャンルは昔ながらのアイルランドスピリッツを表現したシングルポットスチルアイリッシュウイスキーなのだとか。
香りと余韻が豊かで味わい奥深い逸品です。いざっ!
〇ストレート
香りはブドウの甘さ、上質な木を感じます。どこかワインの渋味や焦げた木材を連想します。深みがありますが重たくない美味しそうな香りです。
味わいは口当たりまろやかながら酸味がしっかりして鋭い甘さがあります。終わりにビターさとスパイシーさが現れ締りのある余韻です。
杯を重ねると初めにモルト、後半にブドウのような濃い甘さが顔を覗かせます。
濃厚で上品な味わいです。
〇加水
甘さと麦の香ばしさのイメージが増しました。軽やかですが濃厚で美味しそうな香りです。
味わいは初め酸味とハチミツのような甘味を感じます。続いてモルトのふくよかさとビターさが現れ、ブラウンシュガー系の甘味が重なり複層的な甘さが美味しい!
飲み終わりの上品な渋味が相まって落ち着きのある豊かな余韻が堪能できます。
〇ロック
奥深くそれでいて瑞々しい甘さ、甘さ一辺で終わらせないシェリー系のビターさタンニンを感じる香りです。
口にすると短くビターさとオイリーな印象が現れますが、ストンと落ちるように甘さの深みに落ちていきます。舌全体に広がる濃厚な甘さと穀物の香ばしさ、シルキィな舌触り、ふいに花開くように訪れるビターさタンニン、それから再びの甘さは蜜のように濃厚でそれでいて瑞々しい。
この美味しさは侵略的です。蕩けるな美味しさに溶かされているのは自身なのです。委ねてしまいましょう。
氷が少し溶けてからが美味しいです。
〇ハイボール
甘さ控えめなシェリーの鋭さとウッド、トーストを想わせる香りです。
口にするとビターさとスムーズなシェリーの甘味を初めに感じます。続いて短く軽やかなスパイス感、湿ったモルト、ビターさの再合流します。
飲みやすくシェリー感を楽しめるハイボールですね。
この子はあれですね、舌鋒鋭いドレッシーな格好が似合う女性ですね。
パッと見ての印象は静かで大人しそうですが、その所作は隙がなく、ときにその瞳は鋭いです。トロくさい訳ではないのですが、身体の活発さはあまり見せません。
また、付き合いが長くなればその考えの深さと鋭さ、自他への厳しさに嫌でも気づかされます。決してヒステリックではなく、嫌味なだけでなく懐も深いのですが、考え方というか人生に向き合う姿勢が人よりシビアです。
過去に何かあったのかもしれません。
しかし、可愛らしいところもあります。好意の伝え方が控えめでズルいのです。
不意に触れない程度に身を寄せ視線は絡ませず「嬉しい」とか「好きよ」とぽそりと飾り気のない静かな声で想いを紡ぐのです。愛され慣れていないのか、愛することに自信がないのか。利発さに反したおずおずと距離を詰めてくる不器用さと弱弱しさ。これは愛さずにはおられませんね。敢えてたまには大げさなくらいマキシマムザ愛おしさで!
妄想が過ぎるぞっ‼
複層的な甘さは濃厚で重たくなく、ビターさ渋味とのバランスが非常に良いです。
香りと余韻が非常に奥深く豊かです。
上質な味わいで飲みやすいですが一般受けするタイプではないような気もします。
レッドブレスト 12年
価格は6000円ほどです。大きめの酒屋なら置いているかもしれませんが、あまり見かけません。
12年ものとは思えない上質なクオリティですが、特別に尖ったものがあるタイプではないので人によっては拍子抜けするかもしれません、また、アイリッシュウイスキーの軽やかなイメージとも異なります。
スモーキーテイストではないウイスキーが好みで飲みなれている方がたまの贅沢で試すにはうってつけかもしれません。
お勧め点数はこんな感じです! うまいし上質ですが、広く薦められるタイプではないかも!
世楽好み ☆☆☆☆☆☆★
万人受け ☆☆☆☆
コスパ ☆☆
合計 13点
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