家飲みウイスキースキィおっさんが感想と妄想を綴るエッセイ

【おすすめ】ジョニーウォーカー ダブルブラック【スコッチ】

　スコッチ、バーボンときて、再びスコッチ……またもや逸品だ。

　このめぐり合わせ。望外の喜びに手がっ！　震える……！(アル中ではない)

　ジョニーウォーカー　ダブルブラック

　過去にダブルブラックも飲んだと記載しましたが勘違いでした。

　だって、こんなん飲んだら好きになってまうやろぉ！（メンヘラ化）　

○ストレート

　香りはモルト感、潮気、青っぽいフルーツに続いて弱いアルコール刺激が感じられます。

　口にすると、潮気とモルトの印象が強く、ほんのりとした甘さの後から煙さ、どっしりとした苦味が現れます。この余韻は好き嫌いが別れるでしょうが、個人的には好きです。

○加水

　モルト、煙さ、かすかな刺激が鼻腔をくすぐる。

　口にすると、煙さと苦味がグワッと現れる。加水でどうしてこうなるのでしょう？

　トワイスアップまで加水を続けると穀物感とビターな味わい煙さをゆったり楽しめるようになり、いい感じです。

○ロック

　香りは磯感と煙さ。

　お味は不快ではない程度の刺激の後にモルト感、トロリと甘さが感じられる。後味はビターでキレがある。美味しいです。

○ハイボール

　煙さとモルト感のあるどっしりとした香りがします。

　口にすると穀物感とまろやかな甘さが第一印象、炭酸刺激とヨード感の後に煙さと苦味がモワッと現れます。後味はドライでキレがありビターな印象です。

　ごくごく飲めるタイプではないかもしれませんが、飲みごたえ充分です。通常の半分くらいの量を作ってゆったり楽しむといいでしょう。

　この子はあれですね、遊牧の民です。

　人里から離れた地で家畜とともに静かに暮らしているのです。民族衣装を纏い遠くを見つめる様は孤高です。海からの風が時折香る平原をゆく羊飼いといった感じでしょうか。

　静かで揺るぎない佇まいからは感情を読み取ることは難しいですが、気まぐれに楽器や歌、踊りなどを披露してくれることもあるかもしれません。

　全てはその時々、どんな時間が流れていたか次第、そういう自然に沿った生き方をしているのです。どんな顔を覗かせてくれるのかは女心と天気次第。そんな彼女の笑ったところを見てみたい。

　妄想が過ぎるぞっ‼

　甘さは控えめで煙さ潮気が堪能できて、キレがあり後味はビターで苦味がしっかりしています。

　飲みごたえがしっかりしていますので、ゆったりと味わうのに向いているのではないでしょうか。

　また、甘い味の葉巻なんかとのマリアージュが良さそうな気がします。そちらの方はよくわかりませんが、ジガーバーの人気銘柄、なんてのも面白そうですね。

　ジョニーウォーカー　ダブルブラック

　価格は700ミリで3000以下です。あるかどうかは店舗次第。酒屋を2，3軒見ればあると思います。　

　若干人を選ぶ系統に思えますが、クセがとても強いというほどでもない。

　タリスカー同様、ちょっと変わり種に挑戦したいならお勧めです。