　さあ、晩酌のお供お安いウイスキー探しは続いていきます。

　今回はお店によっては千円を切るこの子を紹介していきましょう。

　インバーハウスグリーンプレイド。

　なんとなくウイスキーっぽくないデザインのボトルに入ったこの子。世楽的には『ベスト・オブ・及第点』といった風情の一品です。

　低価格ながら複雑さと飲みやすさがありストレートでも飲める品です。ややアルコールの辛味や酸味がツンとくる印象はありますが変な重さはありません。

　しかしながら味わいの奥行きのようなものは乏しく、一口目は良いもののそこからの広がりや余韻を楽しむような飲み方は難しく感じます。

　この軽さはハイボールでも同様に感じます。美味いかと尋ねられたら正直首を捻ります。

　しかし、決して不味くはないですし食中酒にしてしまえば結構イケです。

　肉や油っ気の多いもの、トマトソースや香辛料がきいたものとのマリアージュはなかなかのものかと思います。世楽のなかではマックグランとこの子のロックが強力タッグですね。

　ウイスキー初心者の方はこの子を少量舐めてみることを繰り返して舌と体をウイスキーに慣らしてみるのも良いかもしれません。お安いですし！

　この子はあれですね。

　主人公の家と同じ区画あるいは通りに暮らしている悪友ですね。

　男女の雰囲気はなくて、気軽に呼び出してはお互いの家でダラダラするのが恒例になっている感じ。

　何をするというよりとりあえず暇だから呼んだ……みたいな調子です。

　映画なんか観ながら平然とお尻を掻いたりしちゃってもお互い気にしない。そんな関係。

　全く意識しなかったのがふとした拍子に変わったり変わらなかったり……何にせよ結婚したらどんなときも存在が過度に邪魔にならないことが大事らしいですし、案外そういう存在こそかけがいのないものなのかもしれません。かけがいのないものなのかも、って早口言葉みたいですね。

　かけがいのないものなのかもかけがいのないものなのかも。

　妄想が過ぎるぞ!!

　インバーハウスグリーンプレイド。気軽に付き合えるウイスキーも良いですよ♪

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