新ひっちゃんとひっくんの物語

ねこマシュマロ

第1話「空から降ってきたぬいぐるみ」

 みきがお茶を飲んでいると、空から何かが降ってきました。

びっくりしたみきは、落ちてきたところまで来てみると、2つのぬいぐるみが落ちていました。

 近づいてみると、2つのぬいぐるみがぴくっと動いていました。みきはぴっくりしました。そして、1つのぬいぐるみが言いました。

「ここはどこ?」もうひとつのぬいぐるみは、

「ごはんまだ~」と、言いました。

「あっここにカステラがあるけどいる?」みきは、手に持っていた小さなカステラをぬいぐるみにあげました。1つのぬいぐるみが近くにあったカステラをにおいをかいてから、むしゃむしゃ食べました。

「私も欲し~い」と、言いました。みきは、自分のカバンの中から、カステラを取り出して1つあげました。

 2つのぬいぐるみがカステラを食べ終わった後、にっこりして言いました。

「私たち、帰るところがないんです」と言いました。かわいそうだなと思ったみきは、自分の家に連れて行きました。

「そうだ、自己紹介するの忘れていたね」と、1つのぬいぐるみが言いました。

「わたしは、ひっちゃん」

「僕は、ひっくん」と言いました。みきは、にっこり笑って、

「私みきだよよろしくね☆と言いました。

みきが、自分の部屋に着いた時、1つの木箱を用意しました。その時、ひっちゃんとひっくんがみきのところまで来て言いました。

「何を作っているの?」

「乗っていい?」と、2つのぬいぐるみは、わいわいと喋りました。みきは、笑って、木箱にふたをしました。

「ぎゃ~」

「わ~暗い~」と言い、みきは、ものすごく笑いました。

 1時間後、みきは、台所まで移動しました。そして、なにかぐつぐつと煮ていることにひっちゃんとひっくんが気つきました。

「なにつくっているの?」と、ひっくんが言いました。

「カレーを作っているんだよ」と、みきが言いました。20分後、

「できたよ~召し上がれ!」と、みきが言い、2つのぬいぐるみは、鍋に飛びつきました。

10分後、2つが食べる音が消えたので、カレーの鍋をのぞいてみると...みきはびっくりしました。でも2つとも可愛かったので許してあげました。自分の分を食べ終わった後、食器を洗い、風呂に入り、そのあとぐっすり眠りました。

 次の日、小鳥の鳴き声で目覚めたひっちゃんは、木箱のふたから出てきました。1階にある風呂に行こうとすると、台所からいい匂いがしました。その匂いにつられたひっちゃんは、台所まで来ました。その匂いは、おいしそうなカレーが1つありました。よく見ると、ひっくんがむしゃむしゃ食べていることに気が付きつきました。ひっちゃんはそのカレーにかぶりつきました。数分後、カレーを温めなおそうと思ったみきは、台所まで行ってみると、カレー鍋がすべてなくなっていることに気がつきました。みきは、物凄く震えていました。その後、みきは、ひっちゃんとひっくんにめちゃくちゃ怒られるのでした。

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