いつも一緒だったね。
雨宮美優
第1話「いつも一緒だったね」
いつも一緒だったね。学校に行く時も、休み時間も、学校から帰る時も、いつも一緒だったね。いつまでも一緒だと思ってた。でも違った…ある日突然サヨナラも言わずに私の前から消えたよね。交通事故だったかな…。即死で、ぺちゃんこになってた…潰れたトマトみたいに…貴方の中のもの全部巻き散らかしてたね。いつも一緒だったのに。私も貴方の元に行こうとしたんだよ。
でもね。その夜貴方が夢に出てきてこう言った。「さようなら…まだたくさん隣に、一緒に痛かったなって」
そこから夢の中でたくさんあなたに叱られて、命の大切さを学んだよ。だから私は自殺をやめる。貴方を信じてまだ生きてみるよ。
あなたはきっと向こうで待っててくれるよね。
ずっと一緒だったよね。雨の日も、風の日も、ずっとずっと一緒だったね。これからもずっと一緒だよ。私を見守っていてね…♪小雪…♪
いつも一緒だったね。 雨宮美優 @karukaru1123
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます