７月

生まれてくるんじゃなかったという後悔より

生まれてくるべきではなかったというその大過に対する罪悪感の方が大きい

取り返しのつかないこの事態に

当然慌てふためくべきなのかもしれないがそれより･･･

嘆く悲しむような甚く憐れむようなそんな態度を示すべきなのかもしれない

間違ってもそもそもを恨むような真似をしてはならない

間違っても世や世界に対し恨むような眼つきをしてはならない

大過は覆らないのだからそれはもとより皹一つ入らない事実なのだから

後悔にしろ罪悪感にしろ抱えて生きるより他にないのであろう

死ぬしかない未来をどうこう言っても始まらない

愚痴口とつべこべと死ぬだけの人生を憂いてみても

それは生まれてくるんじゃなかったと後悔するようなもの

でもそうではないのなら一先ず今は未来ある人生と信じるしかない

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