本当に死んでしまうという事がどういう事なのか　本当に死んでしまわなければ解らないというのは　問題ではないか

それは自分についても　自分以外についても同様で　直面するまで感情についての一切の情報がないというのは　やはり問題であろう

その時の悲しみは　その時にしか分からない上に

その時どれだけ涙が流れるのかも　その時になってやっと分かる事

「死による悲しみ」は絶対と信じていても　いや絶対と信じているからこそ　涙すると思うのだが　その数はやはり量り知れない

死についての確かな情報も未だ掴めずにいる中　あと何年で本当の死に直面するのか

「あと何年」などと悠長な事を　それこそあと何年言っていられるのだろうか･･･

何かを遺す事に意味があれば万万歳

何かを為す事に意味があれば大成功

「人生意味に尽きる」とはよく言ったものだ

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