2019年4月13日
秋葉原の裏手側にあるヨドバシカメラの入り口は、地下へ通じる小さな階段と裏道にもうひとつがあるだけだった。
裏道の入り口の近くには、物置小屋かと思うほど小さなメロンブックスの店舗がある。シャッターが下りていて、おそらくは営業時間を示しているであろう「24」のデジタル表示がむなしい。
ヨドバシカメラの1階フロアは9平米ほどの大きな鉄板がいくつも並んでおり、その上にはオムそばが綺麗に並べられていた。半熟の卵が食欲をそそった。すぐそばで、キャップを被った50代ぐらいの男性が丸イスに腰掛けて客を待っている。
クイズの本を読んだ。
百万円の札束を水に濡らしてしまったが、お札は耐水性の紙でできているから問題ない。だがこのことは妹には隠しておかなければ。
妹が呼ぶのでなにかと思えば、車に人を乗せたりおろしたりして最後に余る人数を答えろと言った。クイズの本に書いてあった問題だが、答えを失念してしまった。だから適当に答えた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます