無題
全てを知っている。
自分がどうなるのかも、どういう結末を迎えるのかも。
つまらない小説みたいに、不出来な妄想。
人は全てを知ることは出来ない。だが、予測することは出来る。
それは、全て知っているのと同じさ。
なにがどうなるのかもわかっている。
なにもかもが中途半端で、どうしようもない駄作さ。
なにかに打ち込めば、なにかで偉い顔が出来るだろう。
だが、偉い顔をしたところでなんだ?
他人に意味は無く、ひとりぼっちの価値観が歩いている。
誰かが核を撃ち合えば、餓死することしか出来ないお笑いぐさみたいなものにすがりついて、一体なんだっていうんだ?
人生はつまらない小説さ。
知っていることさ。
なにもかも、知っていることさ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます