第41話 南

ふわふわと気持ち良い感覚がした。


四肢の感覚がなく、気持ちいい。


痛みも苦しみもなく、ただ快感が押し寄せる。


これがそうか、桃源郷・・・。


甘い香りで体は包まれた。


--

リューリン「よ。」

カイキ「ん。」

リューリン「夢でも見てたか、よし。再開だ。」

---

俺はまた、意識が飛んで行った。


あぁ・・・。思い出した。

リューリンの稽古がきびしすぎて、幻覚を見ていた。


カイキ「うがあああああ、ユリーヌ早くきてくれえええええ。」


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